2008年07月18日

第34回 お風呂塾

『このブログは小生の独り言で、登場人物・場所等は全てフィクションです!』

イヤーこの不景気には参りますね、原油投機ヤロー様のお陰でデフレスパイラルは吹っ飛びましたが諸物価は天井知らず、ガソリンも遂この前迄は値上げに申し訳なさそうな顔をしていましたが、今では10円単位の値上げは当たり前、サスガに気の毒なのかティシュ箱1個をくれました!便乗値上げができる商売が羨ましい温浴業界の今日この頃です。
A重油100円/L越え恩恵の省エネ機器!
小手先の省エネ・コストダウンでこの窮地を温浴施設は脱出できるでしょうか?
HPではこの時とばかりに各社省エネ?機器を煽り、コンサルタントは不況脱出講座が盛況とか。斜め読みすれば当たり前の事ばかり、些細な事を大げさに話しをすると尊ばれる傾向があるようです。確かに小さな節制は日常の従業員教育の基本で当たり前、今の温浴業界の惨状はこの程度の事で解決するとは思えない。確かにここ1年間A重油は高騰を続けたが、果たして100円/Lで決まりなのか。暴落の可能性も0ではありません。温浴業界の不況の根源のA重油の高騰は勿論ですが、本質は薄利多売の競合店の過多と思えてなりません。油の高騰は温浴業界全体(日本経済も)の災難の様なものです。省エネは災難を予測して本来充分に検討し導入すべき課題ですが、予算・売り場面積・見栄え最優先のツケが今の現状です。俄か省エネと称する機器の導入位でこの問題が解決出来るとは思えません。
現在温浴施設で良く見かける深夜電力の利用も、ヒートポンプは確かに効率面では他機と比較してもズバヌケていますが、イニシャルもずば抜けています。他の機器であれば深夜電力の6円でもA重油に換算すると粗70円/L。世が世なら見向きもされないシステムです(100円/L価格の恩恵でしょう)。省エネ業界がこの油の高騰を喜んでいるとは思いませんが、省エネを導入して油が70円/L下回ったら途端に無駄飯食いですよ!まして温浴施設の特徴を知り尽くさねばヒートポンプといえどもヘタすると昼行灯、逆に金食虫です。中途半端な省エネは禁物。

原油高騰の被害施設のなかでも最大の被害施設は薄利多売の施設ではないでしょうか。安い入館料では油高の損失を補填できる程の差益が無いのが現状です。更に多売が競合店過多により少売りになっています。多くの施設の不況の根源は『薄利多売』の方程式の崩壊なのです。どこも利益は原油高で落ち込んでいるのは同じです。
例えば入館料850円のお店と500円のお店があり共にA重油の仕入れは100円
だとすれば入館料850円の店が有利な事は一目瞭然です。
小生の値上げ提言は一刀両断に切り捨てられましたが、今の銭湯の入館料・客単価で事業維持はどうでしょう?確かに入館料アップは命取りになるかも知れません。しかし根源(事業計画書)を良く見直しこの先々を考えて下さい。他の業界の方々の値上げ対応の素早い事!建前や屁理屈抜きです、正に疾き事風の如し。
値上げをするには時期とタイミングが大事です。世間を見て下さい、原油の異常高騰で関連物価の高騰(お風呂やも関連では?)が日常茶飯事。マヨネーズなんか優等生の卵が上がる前にチャント値上げをしています。

時として夏休み前(お盆)、原油の高騰!この時期を逃したら正月までは値上げのチャンスは無いのではないでしょうか。(その前に原油が下落するかも)。
今のスーパー銭湯・日帰り温泉の多くは余暇型施設で生活型銭湯ではありません。つまり、お家に風呂があるのに温泉に出かける方々の目的は何でしょう?沢山或る温浴施設の中から貴社の施設にお見えになる目的は?決して値上げを煽っているのではありません誤解無き様。値上げをするには大義名分と多少の模様替え又はシステムの変更等が必要かも知れません。値上げに肝心なのは、とても失礼ですが値上げに値する施設かどうかは各店の判断です。値上げ幅も猫も杓子も一律とはいきません。勿論、我慢も企業努力も大事です。
しかし矢尽きて刀折れドン詰りになって再建は間に合いません。再建は未だ余力がある時にするものです。ガソリンが180円でも約1.7倍弱、A重油が110円になれば4倍弱、A重油の値上げ幅は桁違いなのです、下がっても元の30円/L台に戻ると思いますか?
お風呂塾のアドバイスが少しでもこの逆境を乗り切るためのお役に立てばと存じます。勿論営業抜きの本音のトーク、失礼な事を言うかも知れません(先にお断りいたします)、一緒に打開策を考えましょう。

現在の客足の落ち込みは、5月連休後遺症が梅雨の長雨に祟られ、物価高騰・ガソリン・高齢者保健等の複合要素の追い討ちと思われますが、例年夏休み頃から上昇気流になるのですが今年は??温浴業界の正念場です福岡市を中心とした日帰り温泉・スーパー銭湯の経営者の皆様頑張ってください。

日帰り温泉
施設名   泉質      料金 
万葉の湯  温泉地搬送  1890  (家族風呂あり)
八百治の湯  ナトリウム泉   700
湯の湖    アルカリ泉    900  (岩盤浴他あり)
那珂川清滝  天然2種類  1200  (家族風呂、岩盤浴他あり)
筑紫野アマンディ  アルカリ泉   850  (家族風呂、岩盤浴他あり)
幸楽の湯  アルカリ性硫黄単純  900  (家族風呂、岩盤浴他あり)
スーパー銭湯部門
施設名     泉質  料金  
極楽湯(南福岡)      550
月の湯           600
ぽかぽか温泉 500
極楽湯(香椎)  温泉   550
徒然の湯  久山温泉〜搬送  700
若杉の湯          800  (家族風呂あり)
新宮温泉  塩化物質    550
栞の湯           500  (家族風呂、岩盤浴他あり)
ふくの湯(春日)      600  (家族風呂、岩盤浴他あり)
湯あみの郷         600  (家族風呂あり)
楽天の湯          650
都久志の湯         500  (家族風呂あり)
天拝の湯  温泉      750  (家族風呂あり)
バーデンハウス   アルカリ温泉    460
パルクの湯          600
ゆの華  塩化物質      700
やまとの湯         700
ふくの湯(早良)      700  (家族風呂、岩盤浴他あり)
湯楽亭           400
華やぎの湯         600
きららの湯  ラドン泉    500  (家族風呂あり)
まむし温泉  古代名水   800  (家族風呂あり)

弊社調査上です。(料金は一般料金を記入)
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2008年07月04日

第33回 お風呂塾

『このブログは小生の独り言で、登場人物・場所等は全てフィクションです!』
一刀両断
今日の新聞(6/27)で又NY原油の最高値142ドルとか!A重油はマダマダ上がりそうです。電気料金も値上げのスタンバイ完了とか、羨ましい限りです。
食品業界は次々と発覚する偽装問題で大騒ぎ、今や似非商売謳歌時代である。
小生も何度か『似非商売』を書きましたが、どうも似非と省エネは親戚付き合いの様な気がしてなりません。似非は最初から騙す行為、省エネは真面目な理論があって、計算上ではOKつもりだが想定外の状況に左右され易い。早い話、経済の状況次第で数年後は無駄飯食いになりかねない。

エネルギーコストの順位は電気・ガス・油と今も小生は信じています。最近安い深夜電力を利用した蓄熱タイプが再浮上しています。単純にコストだけを考えるといいのでしょうが、このシステムが温浴施設に適しているか如何かが問題です。
何処かの会社の○蓄熱と同じで想定外が多ければ大飯食らいの役立たず。
念のためバックアップ機器併設ときたら、投下資本回収できるの!
深夜の加温費用のみ計算すればメリットは大であるが、給湯の循環熱損失・想定外のお湯の消費量(入館数は日によって異なる)等で如何なのか。温浴施設補修受講。
或る温浴施設のオープン状況での例ですが!
小生:お客が多いですネー、お風呂大丈夫ですか?』
設備担当者:エー、大丈夫です、24時間運転に切り替えていますから、温度が安定しないんですよ・・(最初から云ってたろー、冬場はどうするの?)
設計根拠にも問題あるがこれを想定外でカタづけられたらタマランデスネ!

湯布院の友人から:廃棄物処理ボイラーって知っていますか?との問い合わせ。
聞くとプラズマを利用してドウノのこうの、良く意味が分からない。早速友人からメールが届きました。商品案内の一部をご紹介致します。
磁気エネルギーによる熱分解で燃費不要?マイナスイオン磁化灰?焼却せず熱分解(良く読むと蒸し焼きだそうです)、稼動開始後は無燃料?(焼却炉って燃えてるのに燃やす燃料がいるのですかね・・・意味が分からない)。特殊排気ガス浄化システムが必要だそうです(納得)。但し着火時には少量燃費が必要との事(当たり前でしょう、燃費不要はナンダ!)。結論支離滅裂。
燃やすのに磁気・マイナスイオン・プラズマ何の関係があるのでしょうか?

A重油と水の混合をエマルジョン燃料と云うそうですが、真剣・真面目に開発中の営業の方が経過報告に来られました。最初にばい煙測定結果報告書を提出、基準値クリアーとの報告。主客転倒、A重油7:水3で発熱量10,000kcal/Lが可能か!
小生:今回の目的はばい煙測定でなく水が燃えて発熱する証明でしょう!
開発営業:モウ直ぐA重油発熱量とエマルジョン燃料の発熱量の検査報告書が出ま  す。前回の質疑のミクロ爆発(水蒸気)の件は○○大学の教授にお願い致しています。(少し本題より横道にそれている、不安)
小生:問題は発熱量の比較!大学教授のミクロ爆発の理論など必要ありません。もしミクロ爆発が高温を発熱すれば興味ありますが。償却年数は如何ですか?【A重油100円でいくと・・!!】何時まで100円が続くつもり?60円だったら【12年間】!ガクッ!!
開発営業:エッ60円ですか原油は下がりますかネ?
小生:何時までもアナタ達の為に100円はないでしょう。デフレスパイラルの時は下げ止まり無しの底なし沼と大騒ぎ、サブプラム問題でエリート大手銀行が大欠損、少し古いがブラックマンディ時はアワや恐慌か。人間が餓死して、車がトウモロコシを食べる時代を誰が予測できますか。ヨーロッパではクソからメタンガスをとり車が食べる。循環の真髄ですよ。
エマルジョン燃料の結論は未ですが。情報では既に市場に出ている噂もあります。水が燃えるって本当でしょうか?白州に白装束姿か、バンザイ三唱かお待ち下さい。 

小生思うにこの時期だからこそ薄利多売の低価格を脱皮する時期ではないでしょうか!とお客様にご提案いたしました。答えは【バカタレ!】一刀両断でした。
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2008年06月25日

第32回 お風呂塾

『このブログは小生の独り言で、登場人物・場所等は全てフィクションです!』
ビジネスホテルに温浴施設の併設が多くなりました。
今回も甘木市のホテルアベニュー様に天然温泉の大浴場・家族風呂を施工させていただきました。全て掛け流しの贅沢なお風呂です。他にビジネスホテル関係で数件設計・施工の依頼がありますが本業の温浴施設に元気がアリマセン、困ったものです。福岡市の新築ビジネスホテルも温泉掘削中です。これからのビジネスホテルも温浴施設併設の時代なのでしょうか。イヤ既に突入しているかも。

小生お風呂創りが本業ですので、ビジネスホテル・旅館、日帰り温泉であれお風呂ができる事は非常に有り難い事です。只一言、言わせて頂ければ金の稼げるお風呂を創って頂きたいものです。どうも併設の温浴施設は単純にユニットバスより大きな風呂であればいいと言う感じがしてなりません。スーパー銭湯もそうですが競合店の数が少ない時期はそれでいいのですが、何処のホテルも併設してくるとヤハリ質の差が勝負になるのではないでしょうか。特にお風呂は壁紙・カーペットとは異なり簡単に表装替えは出来ません。創れば10年以上はそのままです。構えの立派な老舗のホテル、大浴場は老舗だけに張られているタイルも時代遅れ、これが自然石か石だったら貫禄になるのに残念です。出過ぎた口を叩きましたが偶には専門屋の話に耳を傾けてください、忠言は耳に逆らえども行いに利あり。

ビジネスホテルになぜお風呂を併設するのか?小生は数或る併設のメリットの中で宿泊料金下落防止対策ではないかと推測しています。ビジネスホテルの競争は地の利を別とすれば宿泊料金勝負。当たり前の事ですが安くて綺麗で便利が良ければ繁盛するでしょう。しかしこの業界も価格破壊者が出現しています、朝食サービスに始まり、安さだけが取り得のスーパーホテル、温浴業界と同じですネ、必ず安売り屋が出現し価格を崩壊します。

もし料金下落防止策であればもう少し併設施設内容を考慮して欲しいものです。
何処かが一軒お風呂を併設したら全て右へ習い、朝食出せば右へ習い。真綿で首を絞めるサービスばかり。お風呂併設もランニングコストが掛からずに他に無い施設を導入したらどうでしょう、お風呂は燃費代と維持管理が大変です。どうせなら金が稼げるプラス施設を併設してはいかがです。
今、大浴場は差別化と言っていますが、風呂屋から見ればイマイチのコジンマリのお風呂。本格的併設時代になれば大きさと質が求められ浴場は更にエスカレート、コストだけが伸し掛かり木阿弥です。プロのホテル経営者様に大変失礼ですが、温浴業界がいい凡例です。値下げ症候群には要注意。

今、小生サウナ&カプセル時代のノウハウを生かし1.5坪のビジネスDXホテルを模索しています、現時点では事業収支がイマイチ面白くありません。各方面のプロの方々にご指導を仰いでいます。構想が完成したらご報告致します。

温浴業界も薄利多売で20年近くなります、スッかり世の中お風呂代は500円の低料金の低客単価で定着致してしまいました。温浴業界これでいいのでしょうか!
小生は客単価と付加価値を見直す時期と思っています。A重油の高騰、食材の高騰で周りは利益の食い潰しの悪要素ばかり、名古屋でスーパー銭湯360〜380円?全盛時代に小生の福岡での銭湯1号店は490円、続いて久留米、長崎で550円を突破それでも大繁盛でした。当時名古屋のオーナーが福岡の単価を聞いて「そんなに取れるの」と感心されていました。
都市型サウナ・健康センター出身の設計の小生から見れば現状の客単価は余りにも情けない客単価です。要はスーパー(超・極上)とは昔の生活型銭湯に比べてスーパーであり、お風呂として極上感とは程遠く、極上と言われる温浴施設は、今は日帰り温泉と称されている施設。『日帰り温泉』とスーパー銭湯の区別がつかない設計者もいますが、同じお風呂の様であるが客単価を重視した施設でありスーパー銭湯とは大きく根底が異なります。創れば当たると云う安易な考えは淘汰時代前の話。
秦の始皇帝を支えた最大の功労者李斯の言葉に『人の賢不肖は、例えば鼠のごとし』
同じ鼠でも便所の鼠と食料庫の鼠の二様の環境の違いで、同じ鼠でもこうも変わるのかと一念発起したそうです。
同じ温浴施設でも淘汰型と癒し型、スーパー銭湯と名を付ければ500円の淘汰の世界、日帰り温泉となれば800円以上の癒しの世界。選択はオーナー!あなたです。
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2008年06月13日

第31回 お風呂塾

『このブログは小生の独り言で、登場人物・場所等は全てフィクションです!』

狂言・平成三国志
温浴施設建設も最近は一息ついた感があります。つい最近他県に大型で天燃温泉・新流行施設併設と鳴り物入りでオープンしたスーパー銭湯が3ヶ月過ぎた頃から伸び悩みのとの情報、早速確認に行きました。金曜日PM2:00頃でしたが駐車台数40台程度、入館客は疎らで、食事処も4〜5人でした。連休前の静けさかも知れませんが、スーパー銭湯!頑張って下さい。気候に逆行し冬の時代の気配を色濃く感じる一日でした。5月の中旬以降再調査にいきます。

温泉なしで旧タイプの小型のスーパー銭湯ができると聞いてへ〜、今時期?
今年の3月初旬でしたか『この図面見てください』と某業者が図面を事務所に持参しました。見ると小生が平成14年に設計した温浴施設に酷似もソックリ。業者曰く【これって!某湯の図面ソックリですよね】少し違う所があるけど全く同じ配置でした。最新型のスーパー銭湯さえ苦戦している昨今!オーナーに同情する。
そう云えば、過去にこの手法専門の「御仁」を思い出しました。

思い出したくない回顧録
この「御仁」と知りあったのは平成8年、共通の知り合いの設計事務所で、所長の仲介でした。ビルインの温浴施設の設計コンペで、温浴施設は初めてなので協力して下さいとの事でした。愛想が良く、医療専門の設計士との触れ込みでした。対抗馬は当時スーパー銭湯を世に出した元祖大阪?の大★、スーパー銭湯の元祖である。 元祖論は如何でもいいのですが、見事この御仁と小生とのタッグが温浴施設をゲットいたしましたが、これが悲劇の始まりでした。
その後の経緯は書くに耐えられず中略致しますが、設計士の出来る範囲の不正のオンパレード。約束のテナント誘致は全て反故で施主は・・・、建築業者は・・・。
業界用語でこの様な悪行を『絵を描く』と云いますが、「御仁」の書いた絵はピカソ並の地獄絵の大作でした。

それから数年後、地元建築業者より温浴施設の見積の問い合わせがあり、提出された図面は業界で聞いた事の無い設計事務所でした。図面も走り書き程度のお粗末な施設の絵でしたが設計士の名前を見てビックリと言うか納得。「御仁」様
担当者に図面の経緯を聞くと小生に対し何か怪訝な顔。小生5年前の某温浴施設の経緯を説明し、丁寧にお断りしました。翌日担当者の上司よりご丁寧なお詫びとお礼の電話があり、ヤハリ前金の要求があり思案中だったそうです。小生も含めてですが『不審に思うが仕事は欲しい』が工事屋の情けない業なんですネ。
数日後20年来の知人で地場建築会社の社長より電話があり見積の依頼、嫌な予感が的中、又例の図面でした。事情を詳しく話すと『大丈夫!奴の首根っこを押さえているから』しかし、あの図面では見積もれないと伝え、体よく断ると3日後に突然、噂の「御仁」が会社に訪れ、図々しくも「○○湯の設計に力貸して下さいよ」。 
この類、過去の所業に関して全く罪悪感がないのか、『蛙の面に小便』。全く反省など微塵もない。全ての失敗は経営者の能力と居直る。盗人にも三分の理ですか?
この類と仕事とは云え、関わった小生!大いに反省。 『前回の様な迷惑は掛けない事を約束する』との事でした。御仁が上手なのか小生の助平心が甘いのか(本当に情けない話しです)誘惑に引きこまれる。経緯はゼネコンと御仁の提案図面が認められず困った挙句、双方の知り合いの小生へ話がきたのが真相でした。
しかし、これが前回とは比較にならない大作になりました【銭湯の悲劇パート2】副題「狂言・平成三国志」。制作費5.5億万円、ギャラの支払いは不明です。
主な登場人物
劉禅(浴場経営に興味の無いオーナー)、狡弁(狡賢い劉禅の雇われ弁護士)、闇金融業者と仲間達、御仁様(図面が描けない設計士・前裁き専門詐欺師2役)、男気の建設会社社長(アホ者と旧知の仲)、猫糞部下(御仁様の内通)、技術を買われたと勘違いし、双方に踊らされ裏切られるアホ者(小生)。煮ても焼いても食えない、この錚々たるスタッフで上演致しました。主演・脚本・監督は「御仁」様。

主なストーリー:金に振り回される愚か者達の悲哀描く。馬鹿なアホ者が、温浴施設を食い物に群がる金亡者達にお風呂創りの『仁』を問いかけるが馬に念仏、逆に陥れられるが図太く這い上がる三国志現代版。
主演の「御仁」はゼネコン側とオーナー側と立ち回りが見ごたえ、散々内股膏薬でかき回し桁外れの悪行が又も発覚し最後は逃亡、何時もの十八番の演技が光っていた。 アホ者は劉禅に忠誠を誓い共同作戦で御仁と請負業者相手と激戦し、なんとか開業にこぎ付ける。この醜争も建築会社の債権者会議で終幕を迎えたかに思えたが、ところが人間の強欲とは凄まじく決着がつくと、『狡兎死して走狗煮られる』と言う格言の例え、アホ者は用心していたにも関わらず劉禅・狡弁から、マサカのマサカ後ろから矢を射られ瀕死の重傷を負う。一審は敗訴、控訴審までもつれ込み、アホ者は頼みの綱の自前の弁護士の不甲斐無さに憤り感じ、一から陰謀の軌跡(水谷豊風)をたどり苦労の隗ありアホ者は九死に一生を得る。劉禅がアホ者を騙すシーンの白熱の演技が好演、法廷で得意満々の狡弁の反対尋問に、アホ者から『あんたがこの悪行の黒幕やろ!』と罵られ、狡弁の反対尋問が僅か30秒で「反対尋問終わります」のシーンは滑稽の一言、又狡弁が『千慮の一失』で語るに落ちる逆転劇が面白い。法廷と一般社会の常識との隔たりをアホ者を通して伺える。・・・END(上演時間1年8ヶ月)興行収支大赤字。
上演からの教訓
教訓―1『正しいとか、常識でしょう』とかは裁判所には通じません。
教訓―2嘘でもナンでも書類が最優先、捺印は命取り。
教訓―3自前以外の弁護士は善人と思うな!嘘も吐けば、罠もしかける。
教訓―4裁判は弁護士頼みで任せたら大負け、自前の弁護士でも信じるな。
教訓―5裁判に勝ちたければ供述書は自分で書け。狡賢い弁護士でも千慮の一失有り。諦めるな供述書は何回も読み直せ!
小生必死で相手供述書の矛盾(捏造部)を突き、反論書類の厚みは30cm。
しかしこれも小生の不徳の致す所、『雀百まで踊りを忘れず』人間簡単に生き方は変らない、過去の嫌な狂言劇を思い起こしました。
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2008年06月04日

第30回 お風呂塾

『このブログは小生の独り言で、登場人物・場所等は全てフィクションです!』

30回を無事向かえました。最近、小生のブログは初期に比べ紳士的で文章も少しではあるが読み易くなった、と同業者様より慰めのお言葉を頂戴し一層の努力と精進を重ね温浴業界の風刺に磨きをかけたいと思います。
小生、温浴業界が最後のライフワークと思い少しでも業界の活性化になればと、下手な文章で業界先人の失敗・成功談を書き続けて参りました。表現の過程で個人の中傷と思われる箇所が見受けられますが、事実をユーモアで柔らかく書いただけで捏造・歪曲はアリマセン。ここ数ヶ月間はお利口さんの文章だったと思います。温浴業界の荒廃化が進んでいる中で、30回の節目だけ特別に悪口・雑言をブチマケタイと思います。お許し下さい。

薄利多売とは読んで字の如く、利益が薄いけど数で稼ぐと言うことです。
スーパー銭湯の事業ってそんなに儲かる事業でしょうか?
【お前、何言ってんだ。お前達が儲かると言って企画・設計したのだろうが!】とお叱りを受けるかも知れませんが、最近のスーパー銭湯を見ていて何度も薄利多売の時期は過ぎ、時流が変わっていると警鐘を鳴らしています。
オープン時を除き入館客数1500人2000人はスーパー銭湯初期当時の話し、料金は公衆浴場料金の時代である。流行る店が『稀』に出現すると、銭湯は儲かるという情報が尾ヒレを付けて飛び歩く。これも後発店舗が出現すると、途端に右肩下がり。しかし業界では景気の良い情報だけが先行します。薄利多売の弱点は競合店、淘汰できなければ増え続け必然的にお客の『数』が分散され減ってくる自然淘汰の始まりである。つまりスーパー銭湯成功の方程式の崩壊のはじまりです。今やスーパーの字が「安売」銭湯と読む時代になりました。

隙間産業だった温浴事業界に資本力のある会社が、コンサル会社の「会員値下げ奨励」の愚論を真に受け、温浴業界はデフレスパイラルに突入。名古屋の360円?のアホな価格から福岡ではやっと490円に持ち上げた時代です。施設は金に任せて大きく、出店に次ぐ出店、「会員割引」で業界を荒らし回りました。すると更に大きなダボハゼ的企業がポリシーもなく更に大きな施設で追い討ちを掛け市場を奪い合う。レトルト食品にトコロ天押し出し商法で楽して儲けるスタイル、所詮生活型銭湯では売上げ単価は上がらない。「温浴業界の難しいさ」が最近分かって来た様ですが!金かければ成功する薄っぺらいモンジャないのがこの世界。感謝と奉仕の崇高な精神がないと見返りは少ない!

九州の或る県は銭湯・家族風呂が圧倒的に多い県で有名である。殆どが零細の個人企業である。事も在ろうか旧藩主の殿様の会社がスーパー銭湯を創って領民のシャバを荒らしまわっている。殿様のお戯れで領民は大打撃、武士道!地に落ちたり。
国有時代は大赤字のタレ流し、民間になれば本業を他所に旨い話しに色気を出し、タナボタで手に入れた遊休地に三助業。元々が親方日のマル、所詮官人のやる猿真似サービス。最近はこの事業に飽きたのか鳴りを潜めている様です。国家の品格と言う本がありますが企業にも品格が欲しいものです。

自称温浴業界の設計・企画の専門屋と方程式が苦手な同コンサルタントが手を変え、品を変え施主を煽りたて、朝三暮四そのもの。結果は諺通りサル知恵のレベル。
【この施設創りだったら、あの店に勝てますよ!やりましょう】しかし、小さいながらも『風呂屋の一分』必死の抵抗に合い命からがら勝つものの身入りは半減以下。
小生も若気の至りでこの様な経験がありますが、昔の唄で「懺悔の値打ちの無い男」歌詞の内容は全く違いますが流行らない唄の題名を思い出しました。この様な愚か者達が温浴市場を疲弊させ、本人達は都合が悪くなると本業の業界へ逃げ帰る。施主も被害者だが温浴業界全体の信用も大失墜である。 
本日オープンなのに、既に淘汰の対象にされる様な施設創が出現、以前は駄作の銭湯でも6ヶ月は持てたものだが、雨後の竹の子銭湯時代ではお客が来ない。オープンなのにガラガラの銭湯が登場する珍現象。こうなると社歴ウン十年の設計・コンサルの経歴の豊かさが、逆に単なる時代遅れの無能の石頭に見えてきます。たまには自分の設計した施設の現状(惨状かも知れません)を見るのもノウハウの勉強かも知れない。小生も含め!
子曰く『古きを温めて新しきを知ればもって師たるべし』温故知新。温浴の歴史を熟知し新しき時流を学ぶ!
お客様をナメているセンセイ方へ温浴業界の為にお願いします「駄作・猿真似、ヤラセ施設は創らないで下さい。コンサルタントのセンセイ様、想い付き戦略、馬鹿な値引き合戦は辞めてください」でないと本当に温浴業界は衰退しますと叫びたい。

温浴事業者の心得として、お風呂が大好き、自分の温泉が日本一、この土地の景色が日本一、ここの料理が日本一、との思い込みが強く、何処かで体験したお風呂の感激を地域の方に味わっていただきたいと言うお節介が大好きで、純粋にお客様の喜ぶ顔が嬉しくて堪らない。これがお風呂事業を始める原点ではないでしょうか。
決して目先の利益に目覚め、優先してはなりません。欲は隠すものです。
温浴施設の報酬は『癒し説法』のお布施みたいなものです。有り難いお風呂や、ご利益を感じる施設にはお布がタント上がります。お風呂事業のお布施(利益)はお客様の『癒し値』に委ねられています。
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2008年05月27日

第29回 お風呂塾

『このブログは小生の独り言で、登場人物・場所等は全てフィクションです!』
GW連休の売上げ如何でしたか?
今年は数件お店の売上げをお伺い致しましたが、気候が良過ぎたせいかGW前半はアウトドアーが多く、後半に持ち直したみたいですが全般的に良いとは言いがたく、やはり物価高、無能政治の影響ですかね。過去のデーターからも言えることですが5月は中旬以降GW連休の反動で売上げが下降致します。頑張ってください。

GW連休が来ると思い出すのが4月下旬のグランドオープンです。
GW連休の人出を見込んでのオープンと思いますが、館内はあち、こちと戦場の様な光景です。ビールを頼むと「ハイ・ただ今」30分待たされる。食事も同様座ったまま1時間。来たころには水腹で子供はふて寝、あちらこちらで怒号が飛び交う。
帰り際には「もう2度とコネーぞ」と捨て台詞!良くあるオープン模様です。
GW連休は何処も忙しいのは分かっているでしょう!と言いたいが、そこはヤハリお客様。しかしこの忙しさは従業員の意識の高揚には最高の教育になります。

小生は6・7月オープンを進めています。小生の記憶では健康センター時代は6月下旬から7月初旬のオープン時期が多く、次いで11月下旬4月と記憶しています。連休の様な爆発力はありませんが、オープニングパワーと夏休みパワーで客足が伸び、土・日・祭で一気に施設は盛り上がります。これを2〜3回経験しお盆休みの夏最大のピークへ突入しますが、この時期には従業員の意識は2〜3回の土日祭の経験で意識はかなり高揚し、館内の戦場にもなれ余裕さえ出来ています。このころには1,000人/日を切ると今日は少ないですネーと意識が変わります。この意識の高揚の慣れが、お店の『気・オーラ』と小生は理解しています。
温浴施設の弱点に天候があります。毎年連休と言っても飛び石連休が多く、期間が短く、気候が良いのがGW連休。その点夏休みは長く、気候も厳しい。夏場に強いのは元気な子供位です。必然的にインドアーに大人は足が向きます。温浴施設は気候に左右されやすく、今年は雨乞いしたくなる様な連休でした。又、売上げも中間期(春・秋)が落ち込むのが一般的傾向です。

今年のGW連休は例年に無い異変を感じています。それは4月に入り割引券が出回っている事です。今年に入りA重油の高騰で福岡のスーパー銭湯各店で入館料の値上げがありました。ところが4月に入り入館料の割引券が各店舗で出回り始めました。確かにガソリン税の復活、食品の高騰、高齢化医療の問題で消費の落ち込みは急激でお風呂どころではない状況かも知れません。しかし割引券は少し早いんじゃないでしょうか。小生のアドバイスは『割引場合は金額でなく、商品券(入浴券)』
を進めます。結果同じですが、入浴券だと又きます。運がよければ「連れ」を連れてきて来れます。連れがおれば食事等をするでしょう。効果は歴然と差がでます。
又、割り引券・招待券等のイベントは期間を設けるべきです。1週間単位だったら水曜日か木曜日。月単位であれば20日前日。入館数が下がる時期の底上げに効果的です。

どこかのHPに高売上げのスーパー銭湯の紹介欄がありました。一日300万「?」円の売上げとか。昨今の雨後の竹の子のスーパー銭湯市場でそんなに高売上を上げるとは、しかも添付写真をみるS造創りの銭湯、お世辞にも高級とは言えないが「凄い」の一言。この施設で一日300万「?」円とは天才の創る技です。
入館数の減少を心配している小生は、設計企画に問題があるのか。自責の念に駆られている今日この頃です。
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2008年05月15日

第28回 お風呂塾

『このブログは小生の独り言で、登場人物・場所等は全てフィクションです!』

ミャンマーのサイクロンに続き四川大地震の被害に遭われた方々のご無事をお祈りいたします。又ご不幸にもお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りいたします。

最近外国からのアクセスが多い様な気がします。
近年、海外では寿司・刺身の日本食がブームとか、時代も大きく変わりました。
かなり前ですが日本在住の台湾出身の社長との会話を思い出し時代の流れを感じました。社長曰く『食事を接待されました。お刺身ばかりです、折角の伊勢エビも生です。臭くて喉に通りません。日本人の最高の接待でしょうがアレだったらラーメンの方が・・』この時代、生魚は外国人には野蛮食みたいでした。
或る中国人『日本に来て太りました』ウッソー!『本当です、日本食は食べても、食べても、物足りません』過食になったそうです。又、アクセスには北欧、欧米、台湾、韓国が多くなっています。中国は月の30件位のアクセスでしたがチベット騒乱後はアクセスがゼロ。胡錦濤主席訪日と同時に回復?

機器メーカーの技術担当H氏が来社、海外進出を計画とか、その時の協力要請でした。予定地としては中国上海市、アラブ圏国?を検討との事でした。
小生海外経験は中国山東省しかなく、例の苦労話で大笑い、盛り上がりついでに将来の夢物語が懲りずに始まりました。
H:海外に出店した場合日本の温浴施設当たりますか?
O:5年前の中国山東省は運営の面で失敗したと思いますが今は中国も大きく変わり、これからも変わるでしょう。そうそう、先日中国の事業家(C氏)が訪日され施設を案内しました。結果から言うと、それっきりですが…C氏の話が事実なら今の中国は日本のバブル以上で、桁違いですネ。

日本の日帰り温泉施設を2箇所案内している車中で!
『C氏:素晴らしい施設ですネ、投資額と回収予定年数を教えて下さい』と尋ねられました。
『O :投資額は総額で10億円近く、今のペースですと回収は7〜8年はかかります』と答えましたところ。
『C氏:この施設だと自分の計算では3年かかりません。是非この様な施設を中国で創りたい。』との事でした。
若くて現在大手商社勤務で投資家集めてやるそうです。
H:凄い回収率ですネ!中国人って日本式のお風呂の習慣あるのですか?
O:C氏の話しでは中国の露天風呂は水着と言われていましたネ。5年前の中国は日本の都市型サウナの大型店は各地にありました。経営は韓国企業でした。
日本の温浴施設と雰囲気が大きく異なり人気は当時、イマイチでした。
C氏の話ですと現在中国内は日式(日本)ブームとかで日式温泉の看板を揚げると入館料が最低でも1,500円、上海市では3,000円だそうです。入館料は日本の3倍以上、建設工事費は半値以下、人口は10倍以上ですから3年の回収も現実味がありますネ。
H:凄い入館料ですね、昔の健康センターよりも高い。そう云えばTVで上海のOLが8,000円の和食を週一ペースで食べに行くって放映していましたネ、アレってほんとでしょうか、日本より上ですヨ。
O:どうでしょう?事業家が言うのだから間違いないでしょう?3,000円は別として中国の市場は魅力的ですネ!『日本式の多種多様の施設・和食・マッサージそれに運営ノウハウ』と『誠意ある現地の投資化』と組めば最高ですヨ、但し温浴事業を金儲の手段ではなく、『温浴事業が好きで金儲けが追いてくる』同じ様ですが大きなプロセスの違いです。これは日本も外国も同じと思いますヨ。
温浴投資家にはアナログ感覚が必要だと思います。一般投資と異なる点ですねしかし、これが『癒し』の極意なんです。
H:内の社長も同じ様な事を言っています。『最高の接客に、お客様がついて来る、その結果が利益で、利益目的ではお客様は逃げていく』口癖ですよ!
O:『癒し』の極意を会得してありますね。中国での懸念はそこの所と政治事情ですね。『投資』は短期回収が全面的で『癒し』と言う商いが理解できるかが問題ですね。日本のお風呂は元々の文化ですから次から次と趣向を替え温泉施設が出来ますが、今の中国では流行産業で終わるかも知れません。これが根付くまでは時間を必要とするでしょう。最低でも30年間は中国民に愛される施設であれば定着します。短期回収の最も怖い一面ですね。
  一番困るのは官政の介入?外国人には分かりにくく、単純に商いでは無いみたい。
H:政治の介入は日本の投資家の腰が引ける一番の原因ですよね。私の知人も言っていました「未だ行くのは早いのでは」と。当面は機器とノウハウに徹しますからと答えました。しかし日本と同じ様な活動がしたいですね。
話しが変わりますが外国には公衆浴場の習慣がないでしょう?イデオロギー的にも!如何思われます?
O:宗教絡みの慣習は変わらないでしょう。その他は変わりやすいと思いますよ、特に『健康・美容』の大儀があれば。以前、日本食と言えば野蛮食と中国では思われていましたネ。その代表格がナマモノでしたが今は高級食材。野菜も今は有機野菜(戦後ウンコ野菜を見たGHQ激怒)でしょう!
  気障ですがドイツに施設研修で行った時ですが、サウナ室に夫婦素っ裸で入ってきましたヨ、他は全員男性客。日本で考えられますか?そう云う意味の羞恥心から云えば日本の方が閉鎖的ですヨ。日本は混浴禁止国ですから。
H:食もですがこのお風呂文化が海外で歓迎されるとモット将来が明るいですね。
  中国の他は・・・・何処ですか?
O :韓国の温浴施設は根付いていますネ、チルジルバンの呼び名はハングルですからね。台湾は狙い目ですよ、今は足裏マッサージ屋ばかりで結構高いですネ。日本同様、車(バイク)社会でしょう、温泉OKでしょう。生活レベルも高いですからネ。気候が暖かいから露天風呂は最高ですヨ。
H:そうなると海外日帰り温泉時代となるわけです…笑い
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2008年05月07日

第27回 お風呂塾

『このブログは小生の独り言で、登場人物・場所等は全てフィクションです!』

『転石は宝の山!』
大分の金色温泉、福岡の那珂川清滝、施設環境が良く似て、九州を代表する日帰り温泉施設である。
大分の施主から、いい場所が見つかったとの報告で早速現地に到着、当たり一面巨石の転石、土地の中央に川が流れている。『日田の○○にそっくりやろー』敷地のあちら、こちらに象のような巨石が点在している山の中。アクセスは当時最悪、細い山道で車の離合も出来ない。とても女性の運転では無理な場所でした。この様な僻地の地形ですから建築工事も大変でした。何処を掘っても石コロでなく石だらけ、小型ユンボでは歯がたたない。巨石にぶつかり排水管が思う様に勾配がとれない。工事屋泣かせの現場でした。小生と露天風呂で意見が衝突し一触即発の危機、最後まで互いに口を聞かなかった職人気質の頑固な造園屋の親父さん、元気ですか!仕事は最高でした。
福岡の現場も同じ谷間の地形で棚田跡、ここも何処を掘っても石だらけ。駐車場は転石の山積み。造園担当のT専務、露天の石組みではとても使いきれないと嘆く、『擁壁を石組みしましょうか』、願ってもない申し出で大喜び。現場も後半にさしかかった頃、駐車場に放置の巨大転石に腰掛、タバコとコーヒータイム、【この巨石!洞窟風呂に使えたら凄いけどなー】と半分冗談のつもりで話すと、T専務『使いましょうか、本物の洞窟を作りましょう』以前からですが、このT専務の『悪乗り』が大好き、工事屋には『粋』がないと!見事な洞窟風呂が完成いたしました。厄介物の転石ですが正に宝物、のぼせ上がり(調子にのる)でなく日帰り温泉の秀作と思っている。少し日田の巨匠に少し近づいたカモ。イヤイヤ!お風呂創りはお風呂塾が上だと思う。各業者様のアイディアで原設計図より遥かにいい作品になりました。
日帰り温泉は谷間の高低差がある土地が望ましい。一般建築には向きませんが、温浴施設には最適地、埋蔵石(金でなくて残念)が豊富であれば最高。

日帰り温泉創りのポイント
諺に天は二物を与えず?と言うが物事には常に長所・短所の2面があります。
谷間、棚田は温浴施設創りには理想の地形ですが、反面段差のため施設内に階段が多くなり高齢者には少し不評をかいますが反面、建物は立体感があり、温浴設備的にも機械室を下層部に設ければ理想の設備システムが組めます。露天風呂は見上げ方向に創れば申し分ありません。難点は駐車場からエントランスまでが坂道・階段等で問題が生じる場合がありますが、多少頭を使えば解決できる事と思います。
高低差がある場合、2層建てを見かけますが、敷地がゆるすなら、平屋建てで行くべきと思っています。又機械室は横付、又は地下室と苦心しますが、双方とも帯びに短し襷に長し、の感はあります。設備的には浴場下部の地下機械室が理想的です。
小生は段差のある設計の方が楽しく、得意としていますが、昔の温浴施設の設計の諸先輩からは段差をつけるな!と叱られたものです。今は高低さをつけるのが主流の様ですが内湯での高低差は事故のもと注意しましょう。
環境面では全体的に山林が覆いかぶさり、露天側に大きな国有林の木立の山をタダで利用しましょう。露天には人口の滝や高低差を利用して流れを作れば更に風情がでるのではないでしょうか。同じ滝でも壁泉は和風に合いません、露天浴槽に壁線を併設(吐水口兼用)している浴槽を見かけますがランニングコストがたまりません。『注意』滝組・流れは自然の芸術には敵いませんが、組み間違えると災害後の様な土砂崩れになります。庭園風は好みの問題ですが
人工的過ぎます、スーパー銭湯ならいいでしょう。
建築物は木造がいいですね、銘木の必要は全くありません。どうせ着色し、古材風に見せるのですから。白木創りの場合は金額が嵩み、年数と共に古さが目立ちます。鉄骨のハリボテ和風を良く目にしますが、安ポサは拭えません。施設もオシャレも同じです中身が大事ではないでしょうか。売上げの客単価も大きく異なります。
そろそろ日本の心をもう一度取り戻す時期ではないでしょうか。

『ミニミニ情報相談室』ではご意見ご相談を承っています、お気軽にどうぞ!
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2008年04月25日

第26回お風呂塾

『このブログは小生の独り言で、登場人物・場所等は全てフィクションです!』
日本固有文化であるお風呂の楽しみ方、美容と健康促進にお役に立てる様、皆様のご協力を得て今回お風呂塾での『湯道』ができました。(文才の無さを感じ、恥じ入りますがお許しください。

第一章『湯道入門編』
湯 道 心 得 五カ条
入館心得
一、 なに人も館則に従うべし、従わざる方のご入館は堅く禁じる。
二、 履物等は所定の下足箱に収め館則に従う、玄関先に放置してはならない。
三、 館内にては館内の案内表示、案内人に指示に従う事。
四、 館内は公衆の場であり他の入館者の迷惑になる行為をしてはならない。公衆の場の大声、他の入館者の迷惑になる勝手な振る舞いは慎むこと。
五、 乳児・小人ご同伴の方は、同伴者の安全管理をおこない他の入館者の迷惑にならない様心がける。これ人の基なり。

入浴心得
一、 脱衣ロッカーの鍵は利用者の責任とし、施錠は再度確認を行うべし。
二、 排便、排尿は入浴前にすませ、幼児同伴者は親の責のもと必ず行なう。
三、 入浴前に軽くお水を飲み体調を整える。
四、 掛かり湯にて下半身より洗い流し、ゆっくりと上半身へと掛け流し、他の入浴者に掛からぬ様心がける事、これ公衆浴場、門前の心得なり。
五、 浴場にて決して急ぐことなかれ、ゆっくりとすり足で歩くが如し。
六、 湯船には先ず手すりを掴み、右足先よりゆっくりと浸し、左足をひたし、一呼吸おいて、前身の力を抜きながら、息を吐き、ゆっくり腰を掛け、除々に肩口へと体を浸す。急がず、慌てず。
七、 タオルは湯船に浸してはならない、四つ折にし、頭へのせるべし。
八、 充分に体をぬくめ、首を軽く左へ65度右へ65度、2〜3回繰り返す。無理はしなくてもよい。
九、 湯船のなかで、かかとの垢落し、素潜り、鼻かみなどの、はしたない行為は決してしてはならない。
十、 血行がよくなると静かに目を閉じ、俗塵の雑念をはらい、大地の至宝の恵みに感謝し瞑想にふける。これお風呂の達人なり。

露天風呂心得
一、 体の温もりを確かめ、頭のタオルで体を軽く拭きあげ、ゆっくりと露天へ歩 
   く。ご高齢者はこの時同伴者を伴うのがこれ湯道の嗜みなり。
二、 迷わず近くの湯船に進み、肩口まで充分に浸して除々に上半身を露出し外気
   に体を馴染ませる。寒く感じたらこれを繰り返す。無理は病のはじめなり。。
三、 外気に体の馴染みを感じたら、静かに周りの景観・施設創りに目を配る。この時足元の確認をしっかりと行う、これ露天風呂入門の心得なり。
四、 歩みはゆっくりと、べた足で綿の上を歩くが如く。けっして踵から下ろしてはいけない、またすり足もいけない。滑り、怪我のもとなり。
五、 歩く時は足元を見て、景色を見る時は立ち止まり風情を楽しむ。風情なき露天風呂ならば迷わず内風呂へ引き返す。これ露天風呂の達人なり。

熱浴心得
一、 体の水滴を拭き取り、適度の水を補給し、ゆっくりと扉を開け入る。
二、 温度の低い位置に左手をつけ、右手でタオルを尻の下に敷き、ゆっくりと腰を下ろす。急いではならない。
三、 体が室温に馴染むのを確認し、除々に好みの高温度へ移動する。但し高齢者は低温熱浴が好ましい、決して見栄をはらぬ様心がけるべし。
四、 額に汗を覚えたら手持ちのタオルで左から右へ軽く拭き取り、4〜5分すると大粒の汗が噴出す。決して体力の限界に挑戦してはならない。
五、 ゆっくりと腰を上げ首を左右に廻し、急がず、すり足で扉へ進みゆっくりと扉を押し室外へ歩く。この時足元の段差に注意する。これ熱浴の通なり。

洗体心得
一、 洗体の行為は己の品格の象徴であることを自覚せよ。
二、 身体の洗い流しは細心の注意を払い、他の利用者へ配慮せよ。
三、 歯磨き、髭剃りなどの行為は公衆浴場の洗い場では、してはならない。
四、 自前の用具、タオルは速やかに他の場所へ持ち運び洗い場を私有化してはならない。非礼のはじまりなり。
五、 洗体後は風呂桶を洗い、中ほどに裏返す。使用の石鹸は元の位置にもどし周りを速やかに洗い流し後者に場を譲る。これ公衆浴場の極意なり。
教養不足で言葉がチグハグになりましたご勘弁ください。補足箇所はメールかFAXで教えて下さい、直に訂正いたします。お待ちしていま〜す。
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2008年04月17日

第25回お風呂塾

『このブログは小生の独り言で、登場人物・場所等は全てフィクションです!』
『省エネボイラー』
弊社にも最近、温浴施設は勿論の事ですが旅館等からも燃費に関する問い合わせが多くなっています。特に省エネと称するボイラーの御質問が多く、今回燃料としてペレット、古タイヤを使用するボイラーを取り上げました。

温浴施設、お風呂等を売り物に営業する事業所のアキレス腱は何時も光・熱費で振り回されます。中でも不安定価格の代表が燃料費。特にA重油変動が今回異常高値を更新しています。現在の温浴施設(健康センター・スーパー銭湯・日帰り温泉施設)はA重油26円/L〜34円/Lの頃に創られた施設が大半と思われますが、この価格帯が崩壊し温浴業界は大打撃を受けています。今では地域によってはA重油80円/L?と聞きます。小生の関係の温浴施設では今年に入り入館料を50円〜100円程、已む得ず値上げ致しましたが焼け石に水との事です。
この様な異常時期に弾頭してくるのが省エネと称する機器・機器システムなのです。『省エネ』と称するものには利点のみを誇張する傾向があります。今回は温浴施設の要であるボイラーを題材に取り上げました。 メーカーにより能力・システムが異なりますがご了承下さい。
省エネと称する廃棄物処理ボイラー(ペレット・古タイヤ)。
このタイプのボイラーの特徴は供給燃料費が安い、若しくはタダと言う利点が売りの商品です。ペレットに関しては供給燃料単価がワカリマセンが商品を見る限り加工品(燃え易く加工?)です。燃焼後の灰は肥料になるとの事ですが、ペレットは加工品ですのでタダではない事は事実です。一方廃材タイヤですが高燃焼償却を行なうため大気汚染はないそうです。供給燃料は廃材処理業者が持ち込む?ので、タダだそうです。燃焼後のワイヤー処理費が産業廃棄物との事です。
利点
今のA重油価格に比較すると供給燃料費用が安く、廃材処理の有効利用につながる。特に古タイヤは持ち込みで無料?との事です。
問題点
従来の汎用機器と比較すると、機器価格が高価なのが特徴です。供給燃料のストックヤード、保管方法、特に古タイヤの場合はかなり敷地と景観が問題です。人件費ではボイラーへの燃料補給の専任者などの問題点が発生します。特に『メンテナンスの充実』これが大問題!一流といわれるボイラーは商品もですが、メンテナンスと商品保証が完璧です。二流・三流品と云われる商品との大きな違いです。

設備設計の見解(小生の個人的な意見です)
古材の使用は昔の銭湯では良く見かける風情で特に新しい商品ではありません。
古タイヤは20年前から記憶しています。ではコンナニ燃費が節約できる商品が何故普及しなかったのでしょうか?当時のA重油価格は24〜6円/Lと記憶しています?固形燃料の最大の弱点があるわけです。
固形燃料は一度着火したら若干の調整は出来ても、弊店時まで延々と燃やし続けなければなりません。つまり瞬時対応ができないため燃焼稼動率は常に100%。
燃料の仕入れはタダでも、燃やし続けなければなりません。ペレットに至っては有料燃料の浪費となるわけです。更に専用者の人件費が必要となります。約16時間近く固形物を投入する人件費、タイヤは重く高齢者には不向きです。供給燃料の安定化の面でも需要と供給のバランスが発生します。ペレットブームになれば当然価格は騰(冬場)るでしょう。家庭用のストーブとは異なります。

例えば20数年前から省エネの花形と持て囃されたコ・ジェネレーションシステムは今では殆ど使用されていません。A重油が35円/Lを越すとメリットが有ません。
確かに新商品は多額の開発費用と時間がかかります。市場が限られていれば、さらに生産コストが倍増します。
省エネ機器導入≧(投下資本+長所)−(現況燃料費総額+短所)÷メリット差益が採用基準ですが、これに長期燃料価格の予測が必要です。投下資本を回収してから後が本当のメリットです。今、我々に5年先のエネルギーの予測ができますか?
これから先、毎日毎日固形燃料を投入する事を想像すると!本当に省エネボイラーと云えるでしょうか?
今オール電化が深夜特別料金を目玉に弾頭しています、膨大な温水槽を設置していす。今の油単価と比較すれば有利でしょうが?温浴施設の一日の客数は固定数ではありません。稼ぎ時期のGW・お盆・正月・連休大丈夫?

電気・ガス・油の価格順位が今、変わりかけているそうですが?本当にそうなのか、小生の勉強不足もありますが、いささか疑問を感じています。設備投資を見誤ると第2のコ・ジェネになります。ガスよりも電気がお得?本当にそうなのか、使い勝手は大丈夫か。都市ガスよりもLPGが安いのか? 本当にそうなのか。今後詳しく調査を行い報告いたします。
○○を調べて欲しい!○○が分からない!etc・・・がありましたらお風呂塾へお問い合わせ下さい、一緒に解決致しましょう。
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