2008年02月19日

第17回 お風呂塾

『このブログは小生の独り言で、登場人物・場所等は全てフィクションです!』

今回は熱気浴をテーマに、2人のゲストを迎えました。 コンサルスタッフのY氏、横浜よりスパラーザ開発者のH氏です。旅費は全て自腹でお願い致しています。尚コーヒは自社負担です。

O: Hさんお久しぶりです、そろそろ言葉が東京弁になったんジャないの?
H: もともと標準語ですヨ!Oさん少し太ったんジャないすか?気のせいですかネ。
O: そう、あんたんとこの社長の教えでやった食事療法が、バッチリ。3ヶ月で血糖値が正常値に戻りましたヨ。それはいいとして今回いよいよ新型サウナが温浴業界に持ち込まれた事を小生のミニミニ情報に掲載したところ、凄い反響で、今回急遽17回に押し込みました。簡単に従来型との違いをご説明下さい。簡単に詳しく・・笑い。このブログでの自社PRはカット致します、質問のみお答え下さい。・笑い
H: 基本的には湿式サウナですが、従来型のミストとかスチームとは違います。最大の特徴は温泉・深層水(海水)をナノ化と言うかイオン化出来る事です。無色透明の世界で室温は42〜3℃が一番心地よい温度です。乾式サウナのリョウリュウの加湿としても応用できます。マイナスイオン値が10万個〜15万個/ccあります。
Y: 始めまして、私し都市型サウナ・健康センター、エステと運営側での経験があるのですが、本当に温泉・深層水がナノ化に出来るんですか?サウナ時代ミストサウナに塩分(地下水を利用)が混じり機器が壊れ、大変苦労した経験があります!
   ボイラー屋さんに聞いたら海水は使用できないと言われましたが、問題ないのですか
H: 勿論です、開発当時が温泉水(塩泉)で開発しましたから不純物と塩分で泣かされました。当時の開発担当がOさんでしたから人材的にもですが・・・大笑い。
Y: 開発から温浴業界進出まで2〜3年かけてありますが、何か問題があったのですか
H: 弊社の社長の意向です。最初は自社の日帰り温泉と観光ホテルで1年間データーを取り、この時に不都合箇所を全て改善致しました。この時随分Oさんから虐められましたけど(笑い)。200℃を超えると一般部品が使えないので、全て特注品になるんですヨ、SUS溶接も2ヶ月も持たず夜中鹿児島まで何度か走りました。
   それと当初は機器が大きくコンパクト化に時間が掛かりました、改善するたびにテスト時間が必要ですので!生みの苦しみですよネOさん!
Y: 運営側と云うか購入側として教えてください、大変開発にご苦労された様ですが購入者として一番の心配は取り扱いとかメンテナンスが心配ですが、その当たりの対応はいかがですか?
H: フルメンテ契約していますので、今までは問題なく来ています。
Y: 今回弊社で計画している日帰り温泉施設のイオンスパとはこの機械の事ですか?
O: そうです。このタイプで男女同室(着衣)の新しいトルキッシュタイプを考案中ですがまだ頭の中で纏まっていません。
Y: 湿式ですヨ!浴衣着用できないでしょう?失礼ですが。
O: 湿度60%以上あれば心地よい汗はでます、夏場の福岡は80%もありますヨ。H氏も既に実験済みです。ネ〜・・・。  
H: ハイ、大丈夫です、問題ありません。
O: 岩盤浴・チルジルバンも検討しましたが、貴社のボスがナカナカ首を立てにふらんのヨ、ボスの言い分はチルジルバンは全て岩盤浴の延長線=時代が古いって!小生も同感ですが。現在のスパラーザの室温より当然温度は高くなるでしょうネ。
Y: なるほど、他のチルジルバンや岩盤浴と差別化ができる訳ですか?いいですネ!
O: 遠赤外線サウナ・高温サウナ・岩盤浴・チルジルバンetc共通点は汗を出す施設ですよネ、・・・。
Y: そうです。スパラーザは温泉・深層水・ハーブオイルをナノで使用すると肌がスベスべになる上天燃ハーブの香り!さらに心地よい汗が出る!なにか不服?
Y: い・いえ、そんなに上手くいくのかなーと思って・・・失礼しました。
O: あのネー、いままで小生の発想で失敗した事ある!(何回もありますが速やかに改善いたしました。)妄想に近いと思ってるの?現実横浜でスベスベを体感したからもう一ひねりできると思ったワケ。汗がでる施設なら幾らでも転がっているでしょう。今回の施設はベトつかずウトウトと心地よい汗をかき、お肌スベスベしかも男女一緒にが狙い。モデル施設として貴社日帰り温泉施設で、しかもキッチリお金は頂きます! H君頑張ろーネ。 
H: 当然です。
Y: 帰ったらボスに伝えときます。Hさん、その施設を創るのって高いのでしょう?
H: 機器は高額となります、なにしろ部品は全て特注品ですから、それに使用する液体が温泉・深層水でしょう、現時点では生産コストを下げるまでにはいきません。ただ今後温浴業界の市場次第では低価格の新製品を数機種、開発する予定です。
O: Hさん、Yさん今日はお疲れ様でした。スパラーザの今後の活躍を期待しています。

Y: 実は前々からお聞きしたい事が有りまして、この機会に教えて欲しいのですが?
O: どうぞ小生の知識・経験の範囲ならお答えいたします。
Y: 実は今再生担当しているオーナーから、常連様が『昔のサウナは芯から汗が出たが、ここのサウナは熱いばかりでピリピリするなー』と評判が良くないそうです、遠赤外線サウナなのですけど。
O: 小生がこの業界に入った頃のサウナ室の壁は非常に厚く外壁の厚さまでですと40cm以上はありました。天井も木軸下地の2重構造でした。今のサウナの壁厚は精々25cm程度、天井は軽鉄でひどいのはGW1層のみ、良くて2層昔なら手抜きと言われる構造です。でもこれが今のサウナの創り方です。
Y: サウナの壁・天井の断熱部が薄いと、ピリピリするのですか?
O: サウナの壁・天井の断熱部が薄と熱が放熱し、すると室温維持のためサウナストーブが頻繁に稼動します、簡単に言うとストーブの前に立っている様なもの。イニシャルを落とすと、ランニングが騰がる無駄飯食いサウナ。
Y: ヒドイ表現ですね、オーナー知ったら頭にきますよマジデ!
O: 誰の設計か知りませんが、今はイニシャルコストが最優先。昔のサウナ経験のある設計士は少なく、温浴の経験も少ないので殆どサウナは業者まかせ、ヒドイ設計はサウナ室はあればいい程度、特にスーパー銭湯はネ!
Y: そうなんですか、言われたら浴場施設、動線も工夫が見られませんネ!施設全体にも合理性だけで、余裕というか、癒しは感じられませんネ・・・やはり銭湯ですネ。
O: モノマネで創ったS銭湯はポリシーがないから施設全体がチグハグ、速い話しいい所取りナンですヨ、例えば施設が重層フロアーとしましょうか!フロントからいきなり2階へ階段を上がる訳です。お客様はキツイだけですネ、M2Fを設けマッサージ室とか休息コーナーを設けるとお客様は目先が変わるから退屈感がなくなる訳です。以前サウナで苦肉の策で足裏マッサージの健康階段と称したところ好評でしたネ。
Y: それって○○サウナの内階段の事ですか?【そーです、元貴社の入り口階段も】
   今2階の露天風呂がシャバ過ぎるんですが何か方法ありますか?
O: 施設はあつかえないなら、植栽しかありませんせんネ、目隠しにもなるし。中途ハンパの植栽はダメですよ階段状に植栽棚を屋外へ延ばせば(簡単ナスケッチを書く)、ホラ!かなり広くなった様に見えるでしょう。小滝ぐらいは作れるヨ。
Y: なるほど見えますネー、同時にイヤナ目隠しもなくなり一石二鳥ですネ。
今日は実りの一日でした。ありがとうございました。【それはこちらのセリフです。】。
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2008年02月12日

第16回 お風呂塾

『このブログは小生の独り言で、登場人物・場所等は全てフィクションです!』

お風呂塾の投稿は最初月1回程度出来れば上出来と思っていましたが、ダンダン調子に乗り、ここ数ヶ月ですが月2、3回のペースで悪乗りしています。反省!!
M氏からの提案もあり今回は『Q・A』方式を試みました。人選(小生の関係者ばかり)の能力にも問題がありますが、初回ですのでお許しください。尚Qに関してはここ数ヶ月間の経営者様・温浴施設からのご相談・苦情、施設従事者様の悩み(人生相談ではありません)等を話題にQ・A形式で掲載致します。将来は専門分野の方のご参加を仰ぎながら、温浴業界の役に立てればと思っています。思い立ったら吉日で、駆け出しの甘口コンサルM氏にお願い致しました。気安さからか言葉は博多弁が多くなりますがご了承ください。挨拶口上は省略・・

第1回テーマ『立地と売上げコスト』スーパー銭湯の現実!

O: 小生のブログで貴社を紹介していますが、学生時代は勉強せずロックバンドで活 躍、サウナ・健康センター・カラオケとサービス業界で1から実戦の経験を積まれ  運営総責任者として西に東へと飛び回りご活躍されていました。2年前までは小生の客先のお偉いさんでしたが、今回、今までの経験を生かされ温浴・サービス業界のコンサル業務での独立で自営なさる訳ですが、現況はいかがですか?
M: 非常に苦労しています。サラリーマン時代は運営・企画・教育に専念できましたが独立の下準備もせずに独立したもんで、現在経費過多で蓄えがドンドン減り私の金銭コンサルが欲しい位です。他人の懐勘定は得意ですが。(笑い)
O: オイオイ大丈夫ネ、小生の持論では貧乏人のコンサルはダメ、運営ノウハウを売らずに施主の顔色見て媚売るからネ。この商売、逆に余り本音を言うと仕事がこんから難しい! 
M: だから私は再生人です。以前仕事柄、色んなコンサルと会いましたが飲食・教育・開発・・・殆どと云って云い程、望んでる回答はゼロでした。当たりもセズ、外れもセズ、役にも立たズでした。ついでにOさんのブログの件ですが、文字ばかりで読み辛いスヨ、写真等を入れないとダメですよ。このアドバイスは無料です。
O: ハイハイ、アナタの云うとおり。アナタのコンサルとしての持論は?
M: 月並みですがオーナーの人柄から入り、現場を拝見します。次に温浴施設への動機・ビジョン等をお伺い致します。切り口は一般的ですヨ。現在は地場・県外のスーパー銭湯4件と、ご紹介して頂いた宮崎の運営コンサルと計画中の日帰り温泉の運営受託、極最近ですがご存知のカプセルホテルのコンサルの話し、後は不動産絡みですね、【調子良いじゃない】・・・ナントカ食うだけです。
O: 九州の温浴業界は如何思う、今回の話題『立地条件』からいこうか
M: 都心は圧倒的にスーパー銭湯型、郊外は日帰り温泉型ですが、今再生依頼を受けているのは半郊外型のスーパー銭湯が主ですネ。  【半郊外型?】
M: ショッピングセンター敷地内とか町の外れにあるスーパー銭湯ですよ。
O: あ〜確かに流行ってない店が多いネ、中はまるっと銭湯ネ!
M: ショッピングセンターの中に造ってあるのに、ショッピング前か後に利用してもらう工夫が全くなされていませんよね。例えば、食品類を預かるとか!? それに数10店も複数店舗がある施設でありながら駐車台数に対しての考慮もなされていないし!
本屋と風呂屋の区別が看板だけとか、あれは完全にOさんの言う生活型銭湯の延長ですヨ。このタイプの複合型が意外と多いンですよ。
O: だからまともなコンサルがいるんでしょう!人が集まれば、全てお客になると思っている、その発想がショッピング・パワーセンター等の集合施設に創る理由。
M: そうでしょうネ、私の顧客もソウ言っていました。人が集まる場所だから当然お客様も多いはず。ところが予想するようには来ない!当たり前ですヨネ。
   お客の主役は女性昔も今も変わりません、女性がお風呂に入る場合、下着・化粧の準備や、又その後の予定を考慮しないでコーヒーブレイク感覚ジャ、行かないんですヨ!特に女性は入浴後の化粧時間が大事だから! それに最大の目算外れは・・、フラッと入った一元さんはお金を使わないことですよね。ダって目的が入浴ですから直ぐ帰りますヨ。金を落とす客は最初から構えて来ます、だから在館時間が長いンです。在館時間を長くするには店創り、居心地が良くないト、銭湯感覚ではダメですヨ。しかも今時期白湯ジャね。・・・【ワシもソウ思う】
O: この件はアンタとは討論にならんネ。討論になる別の話題探そう!
M: 客単価とコストはどうです? 重油の価格もスーパー銭湯が出来た当時に比べると、今は3倍近くに上がってるんでしょう?・・【そうネ】・・客単価は右肩下がり?なのに今でも数の論理だけで勝負しようなんて、時代錯誤も甚だしいですよ。30年前の健康センターとは比較できませんが、現在繁盛している日帰り温泉施設のエッセンスを勉強して、商品創り、システム創りを再構築したほうが良いと思いますよ。客単価も上がるし!客数は当然ですが、これからは客単価重視の店創りですヨ。
O: 30年前の温浴施設の話しが出ましたネ…小生のブログ読みました?
M: 健康センターの記事でしょう、読みました。アノ記事少し手加減していません?
私が担当していた健康センターで、客単価が3,000円近くもいってた当時、重油の値段は24円、スーパー銭湯初期でもその値段だったんでしょう?
O: そーネ、大体24円から28円高い時でも34円と思うヨ。
M: 当時でも燃料費が高すぎると小言を言われていた記憶がありますから、今の運営スタッフがどの様に虐められているか目に見えるようです。店舗を造る時に考えずに造ったツケをスタッフに押し付けるなんて可笑しいとおもいませんか?
O: 聞き捨てならん暴言だねー、あのネ!温浴機器に関しては健康センターの方が銭湯より小さいのよ。ついでに小生がブログで何度もスーパー銭湯の時代は終わったと言ってるじゃない!誤解がないように!運営の考え方、施設在り方が終わったと言う意味、収益性の事。今までの記憶では油の上げ幅の最高は10円上がりの34〜8円だと思うよ。今回は違う、L=80円だよ、誰が予測できるのヨ!東大出のエリート官僚でさえ予測できなかったでしょう、バブル崩壊もできなかった(かなりテンションが上がる)。薄利多売には今回相当のダメージだネ! 油の高騰が長期化すると本当にヤバイよ。ここ1〜2年と思うが、軽率に省エネ機器には手を出さない事。
M: 説得力あるなー、健康センターの方が温浴機器投資は大きいと思っていた。
O: 油の高騰は設計者の責任じゃないけど、投資回収できる施設を提案する義務はあると思うヨ。小生はそこで我を通すから施主から稀に嫌われる事がある、二言程口数が多いのヨ。笑い・・・だけど今スーパー銭湯設計者もこのままだと健康センターの設計者と同じ運命を辿るんジャないかと思うね。健康センターに比べれば投資額は小物だが、数が多い、それと岩盤浴屋も同罪だネ・・・。
M: 同感です、皆潰れてしまいましたモンネ(健康センター)。Oさんのオオイシ節、それは昔からですヨ、ハイと言っとけばいいのに。オーナーはあれで(動線・施設内容)納得してるんでしょうネ!
O: 温浴施設にポリシーがある設計士なら、あの環境では先ず躊躇しますよ!全くメリットがない!しかし本音を言えば仕事にならない?賢い方は力関係を理解しているからネ!仕方なく与えられた条件で絵を描くしかないの。
M: 設計士の庇い方が微妙な云い廻しですネ、Oさんもそうなの?
O: 小生は違うと言いたいが、云っても理解して貰えない施主には従うネ。しかし施設創りには多少拘りがあるから、一言多いし、収益性も当然考えての施設創りだと+一言、計二言、最後は施主の逆鱗に触れて・・・笑い。例えばあの施設の客単価を上げる事が出来るかな?
M: 私だったら当然付帯施設の見直しをしますね。 O: 解答が早いなー、どんな風に
M: 銭湯の特徴で、飲食コーナーがレトルト中心で、アレじゃあ売上げも上がりませんよ。雰囲気や料理内容を見直すだけでも売上げのアップは可能でしょう。リラクゼーションコーナーにしても片隅に押しやられて申し訳なさそうにやっていたんでは客数も増えませんし。だから客単価1,000円前後の店ばかりになってしまうんです。過去の栄光(芋の子を洗うようにお客様が来た当時)にすがり、今だ、数の論理を追っているスーパー銭湯は苦労しているはずですよ。客数より客単価ですヨ今からは
O: 付帯設備の充実ね、余り気に入らないけど、もっと具体的に言ってくれない。
M: Oさんと云えどもここから先は再生契約を頂かないとお教えできせん。【コノヤロー】
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2008年02月01日

第15回 お風呂塾

『このブログは小生の独り言で、登場人物・場所等は全てフィクションです!』
温浴施設はほぼ30年周期か?!
以前、企業には人と同様寿命があると何かのゼミで聞いたような記憶があります。温浴施設に携わり20数年近くこの業界でお世話になったお客様の栄枯盛衰を数多く拝見致しました。我々の業界も同様、業界の新参者だった私がいつの間にか古株になり、当時の都市型サウナ・健康センターで大活躍していた先輩諸氏も、最近は活躍の噂を耳にする事も極端にすくなくなりました。15〜6年前頃から流行ってきたスーパー銭湯も初期当時の銭湯は姿を消し始め、日帰り温泉へと形を変え、最近の傾向としては施設の内容・規模は当時の健康センターに比較すれば小ぶりで緩やかですが、30年前の健康センターに似てきています。温浴産業はほぼ30年周期の興亡、諸先輩の陰陽を振り返り成功へのヒントになればと思います。

成功への条件は過去の失敗の原因を解明・分析する事から!
健康センター衰退の原因は何なのか、お風呂塾第3回にも触れていますが温浴業界全体に言えるこは後勝ちと言う法則です。 既存店よりグレードを上げ商圏顧客を奪い合う。 競争の原理ですからこれは仕方ない事ですが、結果実力伯仲の場合は双方共倒れ、勝てても予定の収益は確保できずジリ貧。 その内、次の後発組みが現れる。
たとえば健康センターの場合、金額で言えば昭和の後半で当初1,500坪13億円と聞いていますが4〜5年後の平成元年頃、九州では3000坪40億の施設が出来その2年後、後発組が5,000坪80億円の施設で仕掛けたが、この両施設共3〜4年以降から横ばいから下降線へ、先に生き詰ったのはナント後発組。主因は市場性・動員数・客単価に信憑性が欠けていた事です。今ではこの施設、4億円でも買い手無し。
衰退の大きな原因として施設の巨大化があります。 施設、建造物の巨大化に比例して投資額の巨大化。 懲りずに差別化と称して最先端の流行り施設に巨費を投じて導入、これが裏目。当然巨額の返済負担が増え、巨大化と共に人件費・水光熱経費が追い討ちをかける。更に乱立での足の引っ張り合い、目当ての土日祭日の動員客数が低下。止めは、お決まりの値引き合戦、健康センター始末記である。
健康センター仕掛人のオープン屋と呼ばれるコンサルタントの売り上げ収支の算定基準が面白い。 当時は建築物の大きさ(坪)で売り上げを算出する独特の計算式が主流でした。例えば3000坪だったら3000人/日、5000坪だと5000人/日と根拠のある様な、無い様な算出方法に加え、売り上げ客単価は都会も田舎も格差無しの一律3500円/人とか4200円/人とこれも根拠なしのムチャクチャな積上げ算。全国同じ運営指導で地域性なし、オープンパワーの勢いのある時点で早々と成功宣言、後は野となれ山となれ。更にこのセンセイ方が業界紙に登場しホラを吹きまくった。当時再起案の冴えたる愚策に、大衆演劇の導入がありました。人気のある座長の月は朝から大広間は満室、お客は人生の大先輩達、お陰で飲食売上げはガタ落ち。座長の人気の無い月は1ヶ月無残である、最悪。正に健康センター始末記。

スーパー銭湯の場合、 250坪2.5億円からのスタート組みは初期ブームに乗り、ほぼ回収し、全盛期組の450坪5〜6億円組みは、図体の大きさで銭湯戦争には勝てたが、投資額回収面で、今は苦戦。見かけはソレナリだが、中身は温泉もなく白湯の施設が多い。このタイプの施設も今では日帰り温泉の餌食とされ、赤信号が点滅しかけている。急遽、日帰り温泉とか新健康センターと命名し、時代の先取り風に見せかけているが、名ばかりで中身・外観ともカラッポ、所詮スーパー銭湯の大型。
その日帰り温泉も最近では1500坪、推定額15億〜20億円とか。現在は高売り上げが順調で日帰り温泉の売り上げ記録を更新する勢いとか。久しぶりに聞く朗報であるがオープンして1〜2年は良くて当たり前、正念場は3〜4年後からの売り上…業界のためにも頑張って欲しい。業界注目の的である。
しかし最近、施設規模変動サイクルが早くなり、少し先駆の名の下のヤラセ傾向に警鐘を鳴らしたい。 スーパー銭湯も日帰り温泉も『後勝ちの法則』を断ち切る事。これを解決しなければ永遠に後発組みとのイタチごっこ、健康センターと同じ運命をたどります。安易な流行施設の導入は一時凌ぎの命取り。
お風呂塾訓
■箱物(建築物)に頼るな・・・20年営業を目指せば今の施設の20年先をイメージして下さい。30年なら30年先を、・・・この商売5年先でも分からない?まして20年先など・・・アホか。 確かにそうです。先人の経営者様もその様に言っておられましたし、小生もその様に思っていました。しかし5年を回収目標にするから見かけだけの建築に走り、料理はチンチン料理。少しでも古くなるとお客様に見放され短命で終わるのです。
ビシネスビジョンが問題です。お風呂は日本固有の文化、流行産業ではありません。最近小生も少し悟りが開けてきました。
■建物は古くなるのは当たり前、そこには時間でしか買えない詫び寂びが風格を感じさせ、重厚感溢れる施設イメージへと変えていくのが理想です。
新建材のハリボテでは、精々10年維持が限界、高級銘木は自己満足の捨て金です。
ナゾナゾではありませんが、古くなって味が出る物ナ〜ニ。女房でない事は確かです。
■植栽は偉大な芸術家・・・施設内には可能な限りの植栽を、四季折々自然の芸術家が演出してくれます。
特に露天風呂は力を入れてください。タイルと石だけジャ、心の癒しにはなりません。造形的日本庭園も不自然の極み、ただの外風呂にならない様に。
■施設周辺の環境・・・10年、20年先の環境イメージも大事な条件です。施設と環境同化が望ましい。施設が森になるのが理想です。ショッピングセンターの中の和風風呂ワザワザ行きますか、これは個人差ですが。これを一般的に『ついで』と言います。ついで、では価値が低いと言う事、『ワザワザ』と『ついで』癒しはどちらでしょうか。
■流行施設は後勝ちを助長いたします。読んで字のごとくハヤリとは流れの如く通り過ぎて行くもの、つまり短命である事を意味します。充分考慮し配置する事。投下資本を慎重に検討する事。施設のゼイ肉は運営寿命を縮めます。我々もそうですが…
■売り上げ予測、これが問題です。あくまで予測ですからと居直られたらオーナーはモトも請うもありません。競馬・競輪の掛け金なら諦めもつきますが、やっぱり予測なんです。 
売上予測には計算根拠の係数を確認する事です。安全率80%とは嘘パチの八、その数字の根拠が大事な事です。
■人件費比率は意外とウエイトを占めますが、実務経験のないコンサルが算出する人件費はご注意。オーナーの気を引くには経緯費の削減が一番、コンサルの実力と勘違いし、評価いたしますが、これは実状にそぐわない机上の論理。サービスが追いつかず、忙しさが過ぎると人は皆無愛想。誰が行きますかこんな店!アナタも客の立場で考えましょう。 飲食・マッサージの売り上げは全体の約60%を占め、特に飲食で施設運営の勝負が決まります。 決して味に妥協しない事、直営で、外注委託しない事。 料理は最大の難問ですが解決策は必ず見つかります、諦めない事。高くて不味いは致命的、美味しい料理は多少の施設の不満があっても許してくれます。うまかッターは最高の施設への賞賛。
■マッサージ・エステも外注委託よりも直営が望ましい。直営の方がキャッシュバックが大きい事もありますが、これは2番目。マッサージ師にお客がつき、そのコミニュケーションが店の評価となり、これが大事な目的です。意外とお客様は寂しがり屋、お久しぶりで〜す、の言葉に男は特に弱い。○さんマタお待ちしてま〜す、女性は自分の店と勘違い。生きの長い営業を目指すなら苦労を惜しまず、人材を育てる事です。外注委託を進めるのは一見リスク解除に見えますが、トンでもない大間違い。楽して儲ける事はこの業界には有り得ません。
■これからが運営の本番です。施設もOK、従業員配置もOK、料理もOK、エステ・マッサージも準備完了。しかしこれでは未だオープン出来ません。指揮者が必要です、つまり優秀な支配人。支配人はオーナー代理、施設の社長なのです。 従業員とは違います。問題はこの様な経営者意識のある支配人は滅多にいません。私の人脈でも自信持って推薦できる人は3人のみ、内2人は完売。新聞広告・紹介者・社員の天下り・身内・縁者は厳禁、従業員の指揮の低下を招きます。 半年・1年かけて、オーナーの分身を育て上げる事です。これはオーナー仕事です。運営失敗に施設内容よりも、人選ミスが多いのではないでしょうか、胸に手を当てて下さい。・・・そうでしょう!

これでオープンですが、最初の宣伝広告費はケチらず計画的に、店の品格が大事です。半年・1年・2年3年が最も大事な期間です。奢る事無く謙虚にお客様の意見を吟味、検討する事です。 又、この時期はオープンパワーの余勢も加わり売り上げが良くて当たり前、経験の浅い支配人はこの罠の虜になり、錯覚し有頂天になりますが、正念場はそれからです。 オーナー、支配人は信頼ある客観的立場の相談者がいるといいですネ。 
最後に従業員に対する専制・恐怖教育は厳禁。 従業員は、大事なお客様よりオーナー、同僚の目が気になります。お客様は敏感、お上手ダケのお持て成しは通じません。接客術とは心なり。従業員に仕事の目的意識がもてれば必然的に仕事に誇りが生まれ、接客術の極意が理解できる、すると店は成功に一歩近づく。友人の総支配人の弁です。
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2008年01月24日

第14回お風呂塾

『このブログは小生の独り言で、登場人物・場所等は全てフィクションです!』

温浴施設には前者、特殊浴場(都市型サウナ、健康センター)の流れを汲む温浴施設と、後者公衆浴場の流れを汲む温浴施設(スーパー銭湯)に分けられる。その合流点が日帰り温泉だと小生は判断しています。

双方一見同じよう様な施設に思えるが売上げの根幹が大きく異なります。 例えば前者は客単価を重視した施設、つまり《接客技術》を持って高い客単価を目指し、後者は公衆浴場の恩恵を用いた薄利多売、入館人数を重視しています。しかも現在、スーパー銭湯には公衆浴場タイプと特殊浴場タイプがあり初期は公衆浴場タイプ、近年は特殊浴場タイプが主流です。当然公衆と特殊ではシステム・建築内容が異なります。

最近では近年型スーパー銭湯を日帰り温泉とか健康センターと、名を称している施設を目にします。施設内容はスーパー銭湯とほぼ同じ、売上げ客単価は銭湯同様低い様ですネ。日帰り温泉は双方の良い所取りをした施設で売上げは前者を目指し、コスト面は後者ですが、実状は人件費、施設内容は前者に近く、総体的には前者の改善版と云うのが正しく、運営コンセプトが銭湯とは大きく異なります。設計のセンセイ方は呼び名を変え、目先を変えれば客単価が上がると、お思いみたいですが、逆にコストアップ現象。銭湯はモノ真似でも運営出来ますが、接客技術を必要とする日帰り温泉は運営の専門知識、つまり売上げを上げる頭脳集団の参加が必要です。

『お疲れさまで〜す』、もう真夜中に成ろうとしている時間帯、調子ハズレの元気者コンサルのM氏が又来ました。【今日はえらく遅い出勤で】軽く皮肉ると同時に、今日の帰りはア〜ァ午前様か。聞くと地元のスーパー銭湯の営業会議に出席しての帰りらしい。声とは裏腹、疲れ気味の顔。聞くと今回もヤル気減退の定例会議とか。
M氏の現場会議を再現すると・・・
オーナーお決まりの専制式怒号でスタート。ガミガミ・ゴロゴロと従業員を絞りあげ、恐怖にかりたてる。従業員も慣れているのか、心得てか首を立てに振り全くタテつかない、オール・イエスマン。他店舗との売上げ比較に話しが移る。周りの施設が2000円、2400円/客単価(日帰り温泉)とかで、自社の客単価が低いと激が飛ぶ。これが本日会議の本題。激を飛ばす内に、その言葉に酔い興奮状態に陥る。全員下を向き沈黙。我に返ったのか言い訳にもならない労いの言葉。しかし、これがミエミエの嫌味に聞こえる。
最後の熱弁は何時もお得意の精神論。延々2時間の拷問会議でした。…ここまでは本日の会議の再現です。
M氏曰く、『精神論で売上げは上がりませんヨ。支配人は良く耐え、忍耐強いが,あれが限度、客に目が行く余裕が無いモンね。』同情とも諦めとも取れる一言でした。
お風呂塾塾長曰く、 専制運営の終焉が全ての脱却への近道と教えなさい!
【小生、当時のスーパー銭湯の客単価は850円〜1200円が業界相場で予定通りの売上げ、当時、施主は鼻高々でしたヨ!システムもそれに準じた設計(当時の飲食はチンチン料理の券売機が主流の時代)でした、只せっかくの岩盤浴がオープン時より絶不評でしたが。】M氏『おっ喋る通り、原因は動線が最悪と言うかムチャクチャ、設計の意図がワカリマセン。私も改善リニュアルが必要と支配人を通して稟議したんですが、ご回答は支配人へ2時間の精神論のお仕置き。最近ですがMさん、Mさんと手招き余りアドバイスしないで下さい!後が大変なんです…トカ、やる気無くなりますよ・・笑い』。
もしかして、あなたの店もこんな会議では・・・・。これは地元スーパー銭湯の例です。

【スーパー銭湯から日帰り温泉への変身は可能と思います?】M氏『初期のスーパー銭湯は無理と思いますネ。大型の銭湯は充分可能性は有ります。しかし大変なのは意識改革です。例えば地元銭湯の会議の内容の様に売上げダケを日帰り温泉並みに求めても、施設・従業員が銭湯感覚なので売上げは上がりませんネ。売り上げ単価を上げるには施設環境と運営意識(オーナーを含め)の改革が必要です。』かなり小生と周波数が合ってきたと言うか、当たり前の常識【あの銭湯の何処が欠点と思うの?】
M氏、『イロイロありますが休憩所はダメ、スーパー銭湯的休憩所、悪く言えば形だけ、用がなければ早く帰りなさいと云わんばかり、客に対しての労わりが見えません。これでは単に生活型銭湯のDX版、金の取れる施設創りジャない、施設の内容で運営姿勢が分かりますヨ。』M氏話しに乗ってくると、目が大きくなり、構えが7:3の方向に傾く。
【他には?】M氏、『食事処、券売機では立ち食いうどん屋感覚ですヨ、アレじゃ客単価は上がりませんネ、オマケに調理場からチーンと音が聞こえる、最悪です。食うと、食事は大違い、食事と言う場合は接客技術・雰囲気がとても大事な要素です。 6人掛けテーブルも考え物、都会では相席は平気みたいですが、地方はダメですね。失敗例の多くに都会感覚をマルット持込み、席数通り客が座るってもんジャない、これは単に席数の数合わせ。折角の料理も他人同席の大広間感覚では台無しですネ。この事も再三提案しているのですが・・・【同感、小生は食事処の店創り感覚はデザインとしては好きだが】気合が入りすぎてか、M氏語調が更にヒートアップ。『好みでしょう、明るくファミレス系で軽いスヨ、それに休息所と食事処との区別がないのでマナーの低下に繋がり、最悪です・・・』もう十八番の世界に突入止まらない以下省略。
【マッサージはドォ?】M氏、『マッサージ、外注業者に全て放り投げ、結果ベッド数が少なく、揉み手の数も少ない。聞くと平日の客が少ないので、ベッド数も少ないとの事、客は当然待たされる、物の無い市場と同じですよ、客が来なくて当たり前』。
日頃の冷静さが無く、目が飛び出しコボレそう、更にテンションが上がり『要は外注業者のコストの問題から卵と鶏ですよ、これジャ売上げ、アガンネーゾ!と支配人に言うのですが、コレがーと(親指を立てる)・・・毎度の結末です。もうアノ店の話止めましょう、思い出すと気分が悪くなりました、気分直しに来たんですから』。
気分直しもいいが時計の針は2時を指しています。『店に魂が入ってないンですよ!ペラペラ・・・』ヒョットしたら今日は朝帰りカモ?????????i?????U?????j

更に日帰り温泉に変身するには施設環境、温泉等が必需品。施設・運営技術と環境が合致し癒しが生まれます。単に呼び方・看板を変えた位で明日から日帰り温泉はありえません。近くにあってジャージ姿で行ける便利なコンビニ感覚に癒しは育たないのです。
コンサルのM氏も言っていましたが、最近特に岩盤浴(チルジルバン風)の売り上げが落ちて、利用率が10%を切ったとの事です。小生も或る施設から相談を受けていますが、原因は利用時間の制限制度にあります、もしお風呂、サウナに時間制限を設けたらその施設は多分閑古鳥がなくでしょう。お客様は我がママ、時間制限を設けるのは施設の都合の押し付け。飲食でも禁煙ブーム、食事処全席禁煙席で売上げが上がらないと相談、喫煙席を40%設けなさいと指示、一気に30%の伸び(これは実例です)。家でホタル族、折角の温泉で又ホタル、要は喫煙マナーの問題、喫煙可能な快適な施設を創れば良い事。牢獄みたいな喫煙所、アレも快適な風情ある喫煙所に改善すべきです。

小生ある運営ソフト会社の方との会食の機会があり、話題は温浴業界のエピソード話に華が咲きました、業界での成功率を尋ねると、ほぼ同率の意見で一致。この業界、『見るとスルとでは大違い』の意見で又一致。詳しい運営実情を知っているのは運営ソフト会社なので成功率が一致したと言う事は本音で話していると判断。当然意気投合。
ご安心下さい、何処のソフト会社も決して顧客先名は云いません、某店が口癖です。
ソフト会社を価格、機能等のみの判断で安易に変更、採用を判断するオーナー様がいらっしゃいますが、これは大変な失敗です。ソフト価格の値打ちはソフト会社の情報量なのです。又彼らの情報は客観的ですので非常に価値が高く、現実に近い数字です。
悔しいですが我々の情報よりも信憑性が高いかも知れませんネ。
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2008年01月15日

第13回お風呂塾

第13回 お風呂塾 
『このブログは小生の独り言で、登場人物・場所等は全てフィクションです!』

明けまして、おめでとうございます。旧年中は小生のボヤキ・愚痴にお付き合いいただき大変恐縮に存じます。本年もお風呂塾を宜しくお願い致します。
年末・年始は如何お過ごしでしたか、小生12月29日より1月4日までは、毎年ですが緊急時の待機と趣味の時間と思いきや、早速年末にかけてコンサルの御仁に居座れ、新規計画のお風呂論議で終わり、年明け4日には強制的に仕事始め、何時もの挨拶廻り。年賀状で充分なのにと思いつつ、慣例に流されて挨拶廻り、相手も挨拶廻りで不在ばかり、義理名刺を置くだけ、お陰様で道路は何処も渋滞。昨今、夏のネクタイ姿は可也無くなりましたが、この年始廻りも改革して頂きたいと思うのは私だけでしょうか。

弊社関係の温浴施設の年始参りを致しましたが何処も盛況でした。毎年、年末・年始にかけては何処の店も盛況ですが、今年は運よく天候が崩れ例年になく人手が多かったみたいですネ。連休と天候は密接な関係があり、好天気の連休時は雨乞いをしたいと嘆いていたオーナーもいらっしゃいました。しかし今月後半が問題です頑張って下さい。
連休と密接な関係にあるのが温浴機器関係のトラブルですが、今年は珍しく1件もなく平穏な年明けでした。実は連休前、休日前になるとトラブル発生、日頃の精進ですかネ
20数年前の事ですが、小生がこの温浴業界に入りたての事です。当時サウナ店とその関係ビルの保守メンテを請け負っていました。正月2日目、保守担当者からポケベルの呼び出し、早速会社に連絡すると、『ボイラーから湯気が出て、着火しません。ボイラーメンテ業者は来ましたがお手上げで帰りました。』の事、事故原因を聞くが要領を得ません、急いで現場へ。現場へ着くなり支配人『おめでとう御座います、どうにかしてヨ、正月営業出来なければ俺の首飛ぶヨ!』マッタク、めでたくない年明けでした。
原因は大晦日の営業終了後、セクショナルの缶水のお湯を落とし、数時間後には新年営業のため水を送入、急激な伸縮の為鋳物のケーシングにヒビが入り漏水。原因は究明出来たが小生少し頭にきて、【なんでワザワザお湯を落としたとネ!】関係者無言、時間は刻々と過ぎる。至急事務所に戻り、考えられるダケの工具を積み込み現場へ、初めてセクショナルボイラーの解体、全く自信も・専用工具もアリマセン。継ぎ目に鏨を打ち込みコネルと上手く離れた。関係者拍手。ヒビ割れを止める方法が見つからない、簡易の2液セメントを使うが燃えてダメ、事務所に使いかけのセメントがあるのを思い出し取り寄せるが砂がない。正月で建材店は休み万事休す。ヒラメク!【冷泉公園に砂場があるよネ】『あると思う』【ヨッシ取りに行こう】、しかし砂を入れる袋がない。米袋を空にし繁華街を通り抜け、公園へ正月早々砂泥棒、しかも真ッ昼間。苦労の甲斐あって夕方には火入れを迎える、全員神に祈る心境である。支配人『これでダメだったらどうする?』休館して貴方は首。着火!バンザーイ正月の思い出の一日でした。その後、正月の電話が鳴るたびビクビク、後遺症に悩んでいます。

新年のTVは中国北京オリンピックの空前の建築ラッシュと環境汚染問題で連日報道。小生の中国との関わりは15〜6年前に遡り、当時の上海は薄暗くヤタラ人口の多い町でした。宴席でのマナーは最低で、絨毯の床に平気で痰を吐き、円卓を囲み座るとウエイトレスが笑顔もなく忍者の手裏剣みたいに箸を投げ与える、タバコも客同士で投げ合う、全ての器には水滴があり手元のチリ紙で拭き取る。南京のホテルでの夕食で全員食中毒、翌日死ぬ思いで上海へ帰路、飛行機の中で頭の中は綺麗なトイレの事ばかり、正に生き地獄でした。台湾人と石材購入で投資した約1千万円は5回の宴会の飲み食いで露と消え一枚の石も買う事がアリマセンでした。それから12年後の平成14年、福岡の事業者が山東省で日式温浴を計画。地方都市で開発局との共同事業とか、中国側の紹介者は事業者の20年来の友人とかで、過去何回も取引し、助けられた事もある親友だそうでした。小生の上海の件を話し注意を促しましたが全く聞く耳持たず、小生の契約は温浴施設全般の設備設計・監理、と建築意匠コンサルで契約、契約相手は勿論日本事業者、毎月1回の中国出張で3泊4日、約1年契約と竣工検査迄が条件でした。第1回目の打ち合わせ、福岡空港より青島空港へ、着陸の衝撃もなくスムーズに飛行機はゲートへ、ガックン!と衝撃音、そのまま10分程動かない、機内放送で前輪が破損したとか、機内騒然。これが着陸時だったら!余談ですがアモイの時は着陸失敗、宮崎では返り便に落雷。憎まれッ子世に・・・・の例え?
建築配置図が決まりいよいよ基礎工事が開始、その土地は元々地元民の先祖の墓所でしたが2週間で整地し、我々が到着した日には既に基礎コンクリートの打ち込みの最中でした。サスガ中国、人回戦術はハンパじゃありません。コンクリートは生コン車ジャなく、ミキサーの手練りで一輪車ホントなんです、労働者は粗末な隙間だらけの仮設小屋と言っても壁は全て赤レンガ、台所・ベット但し空のダンボールの箱にセンペイ布団、これで1年寝泊りするとか。冬は−20℃まで下がりました。凍死の世界ですが彼らは強い!
図面を開き配置の確認を行う、機械室の位置が如何しても分からない。何度も現場を確認するが図面の位置に機械室がない、同伴者の建築担当者に確認すると『俺もさっきから建物の方向が違う様に思っている』との事、マサカ!基礎は全て90度方向が逆向きでした。何度も方位を確認したのに!俺もう帰りたいとは建築担当の弁。
中国側の現場監督を呼び付け図面確認、途端に翌日は急性胃潰瘍とかで青島へ入院でそれっキリ!代わりに女社長が担当代理、大声で喚き廻り・言い訳・全て大丈夫・ワカリマセンの責任逃れ、いつの間にか責任所在はムニャムニャ。病気もだが、幼稚な言い訳話が罷り通る。
基礎は元にもどし、上棟も終え工事は順調に思えた?いよいよ設備業者との打ち合わせに入る時期がきた、通訳の女子は厚さ20cm程の専門辞書を準備し通訳する。感心!聞くと専門用語・業界用語の理解が困難らしい。
現地の設備会社との打ち合わせ、小生の図面では理解できないとの苦情、ムカッ!理由を聞くと平面図と断面図で施工した事がないナヌ!中国では全て立体図が常識とか、ウソツケ!小生も外国の地で言葉も分からず遠慮気味でしたが、遂にプッツン【ふざけるな!お前ら設備屋か、図面も読めんのか!このバカヤロー】言葉が通じないのは便利ですネ、相手は小生が怒ってる事は分かるが意味分からないから喧嘩にならない。代わりに通訳の女子が喧嘩してくれた。小生、意地で、2週間で120本の配管の立体図を書き上げ渡す。謝々、親指を立てるポーズ、後は宴会、友遠方より来たる、また楽しからずや、非常に大陸的である。が真意は如何なものか。
浴槽の施工検査で電気風呂をアイテムに入れていたが機器の承認図がこない、担当者に問うと既に工事完了とか、現場に行くが施工の形跡がない、AV線が1本無造作に床から貫通して放置していた【何処にも無いじゃない!】電気屋が指を指す、【これ?】200Vをそのまま湯船に入れると思ったらしい、マァ電気風呂には間違いないが感電死も間違いない。思わず苦笑、電気屋もつられて笑う。お前が笑う立場か!サウナ室の天井AV線だらけ【燃えるヨ!】『大丈夫!』通訳の女子、遂に怒り爆発大喧嘩、私恥ずかしい。防水ナシでタイル・石を貼っている、防水してないので工事中止命令を出す。市の建築審査官を呼びつける、この黒い塗り物が防水とか、確かに腰1.4m位の高さ迄は墨の様な物が塗ってあるが、防水材とは異なる。配管貫通箇所は下のピットが見えている。厳しく注意、是正しないと受けとらないと要求すると、建築の女社長が昼食の時間ですと話しに割り込む、30分も早いがその日の昼食は3時間の宴会に早代わり、そのまま宿舎へ。やり直しの確約をし帰国【手抜きしても水張れば分るゾ】。翌月には水張りテストを行なうが、ピットは正にシャワーと言うより滝でした。浴槽には30cmも水が溜まらず、それでもやり直しをしたと言い張る。万事がこの調子で家族湯に換気扇がない、図面を見せ指摘すると、中国では換気扇は付けないと言い張る、部屋のクロスが剥がれマルで幽霊屋敷、畳は床に置いただけ敷居より飛び出てケツマズク、全く図面を無視、会議しても意味が無い。紆余曲折シナガラも12月31日〜翌4日迄急遽工事追い込みのため臨時出張、と言うのは中国では旧正月(春節)が日本正月に当たり民族の大移動があり2〜3週間仕事を休むとか。現場を視察し日本なら後2週間の追い込みで終わると判断。開発局長に1月末迄に引渡して欲しいと掛け合うがOKが出ない、粘るといつもの宴会ときた、頭にきて宴席で『異国の丘』を熱唱全員シラー、翌日氷道を帰国。
やっと形が付いたのは桜の花の時期でした。サー!試運転開始思いきや温泉引き込み配管がボン!90℃の熱湯が花火の如く道路に噴出、修理を終えお湯張、浴槽に湯は溜まったが、漏水が酷く機械室は湯煙で何も見えず、電気盤がボーン漏電・真っ暗、大慌て。完全引渡しまでそれから更に1年近く掛かりました。今の北京の工事現場をTVで見るとあの山東省の現場は遠い古の出来事の様です。その後、運営は20年来の友人とのトラブルとかで大変苦労されたとか。チャンスがあれば再挑戦したいですねー。
教訓、大丈夫任せなさい・・・自信がない。都合が悪くなると・・・食事の時間です、酒好きはこれで100%撃沈。激論20分の通訳が僅か2分・・・相手が世話した通訳は信じるな、通訳を変える事。地域高官との同席会食・・・何の意味もないタダ飯の食い逃げ。
暗黙の了解とかマァ・マァは通じません強い意思表示が大事。4千年の歴史は伊達じゃない。
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2007年12月29日

第12回 お風呂塾

『このブログは小生の独り言で、登場人物・場所等は全てフィクションです!』

チルジルバン・麦○石サウナ・岩盤浴
チルジルバン伝説危うしか、投資額数億円が、捨て値で売りに出ていると話しが地元は元より関東方面からも耳に入ってきます。これが本当の話なら僅か数ヶ月での挫折です。小生の知人もその気になり何度となく相談に参りましたが、この施設は勝算が立たないから諦める様説得中です。内装は超豪華でスゴイの一言、ここまで金をかけるかと、感心するが、アイテムは全て岩盤浴の変化形、内装が豪華だけに月並な設備機能が残念。紫水晶(ここまでくればケチらずダイヤが欲しい)・岩塩・備長炭などの装飾を用い、店内は高級ブッテック・ジュエリー風感覚のセレブ空間、ふと頭の中でこの素晴らしい空間にお客様の三段バラ(失礼たとえばの話し)や中年男性のゴロ寝を想像したら、ここはアンビリ・バボー。この空間はセレブが似合う空間創り、この空間創りに似合うお客様は少ないでしょうネ。となると対象者は必然的に限られた少数派となる。更に高額家賃が追い討ちをかける。補うために高額料金を頂かない限り採算性は合わない。加えて女性心理はモット複雑です。商売の成功・失敗は商いの常だが、しかしこんな豪華な作品での失敗は業界関係者の今後の営業に大打撃。次回は必ず成功させて下さいとエールを送りたいが、(次回は・いカモ)関係者全員補修授業と言うより停学。

麦○石サウナ、前回も述べたが麦○石を真っ赤に焼き上げゴロゴロと引き出すサウナ、エンターテーメント性は抜群、クドイがイメージがドウモ。出入り業者にカタログを見せたところ似たのがエンゼルパークにありますヨ、【エンゼルパークってナニ?】早良(福岡市早良区)にあるペット専用の火○場ですヨ(ヤッパリ)。もう一工夫・・・余計な事ですネ・ハイ。
このサウナ、小生の知人が大変気に入っています。

最近の岩盤浴は、アノ手・コノ手と効能のがスゴイ、世の中こんなに沢山神秘な医師、失礼石でした、があるとは知りませんでした。小生の無知を恥じています。しかもその辺にある石コロと思いきや(業者様のお話では、岩盤浴の石は違うそうです・ハイ)一夜にして超希少価値のお石様に変身、私の性も大石ですから、ヒョットすると恩恵に与り一夜で大金持ちにナルカモ(バカヤロー)。
自社設計で岩盤浴を創りますが勉強不足からか、お石様の効能を辞典で捜し出す事ができません。ドコノ辞書か、ご存知の方、教えて下さい。
岩盤浴は床暖房熱で石材を暖め適度の加湿を行う事で発汗作用を促すと理解していましたが大変な間違いをしていた様な気がしています。小生の石頭では岩盤は可能な限り厚みのある石材が望ましく、多少石材によって遠赤外線・超微量放射線はありますが、表現されている様な効果・効能は如何なものかと思っていました。それに価格が超破格(高い方にです)。お石様によっては加温・加湿なしで、汗が出るお石様があるとか、是非、拝見したいものです。世紀の大発見カモ。イヤミが過ぎましたが、くれぐれも薬事法にご注意してください。参考価格、御影石中国産400角1u(6.25枚)7,000円ヨリ
この石で、お石様同様の岩盤浴を創らせて頂きます。

岩盤浴でこんなトークを聞きました『最初お水を頂き10分岩盤浴、ドロドロの汗が発汗、5分休憩お水を頂き更に10分岩盤浴5分休息これを3回以上繰り返す事で体内の汗が石のパワーでサラサラに変わりシャワーは必要なくなります』な〜るほど、当たり前の話しを懇切丁寧に聞くと効能に変わるのですネ。何回も汗を出せばサラサラ汗は当たり前と思っていましたがお石様の効能だったンですネ。説明を聞くこちらはカナリ、シラケ気味でしたが非礼をお詫びいたします。しかしトークは上手でした。彼女曰く、表になったり、裏になったり、横になったりすると更に発汗効果がでます。ウ〜ン、聞いていれば、人間の焼き魚!!さすが奥様トークです、極、当たり前過ぎてケチをつけ様がアリマセン。
元祖岩盤浴は写真・旅行パンフでしか見たことないが、お世辞にも高級感とは程遠く逆にあの素朴さが堪らない。天燃ラドンの効果とか、本物には装飾や作り話はいらないんですネ。しかし砂風呂は当たりませんでしたネ。何故か?ウ〜ん言葉の持つ響きかな〜。

差別化の競争は世の常。チルジルバンも岩盤浴も別料金で稼げる魅力ある施設、温浴経営に大いにプラスであることは間違いない(だからこそ大事に育てたい)、薄利多売のスーパー銭湯の救世主。問題は昨今の過剰投下?これが逆に命取りなるのではと過去の凡例から心配しているのである。
主役はお風呂、主客転倒も甚だしい・・・と、思いませんか。雨後の竹の子の様な岩盤浴専門店に至っては盛況の噂はトント耳に入ってこない(しかし業者の話だと流行ってるって、ホント?)。これを品を変え、手を変えカバーして、チルジルバン(これも業者の話では大変流行っているって、?)、冬ノソナタ以来、ヨン様ブーム、韓流ブームは小生でも分かるが(実はチャングムの大ファンでした)、チルジルバンと韓流スターのブロマイド作戦との因果関係が理解できない。ここまでくると殿!乱心でござるの世界になりかねない。
先人の開発者達にイササカか失礼ジャないだろうか。それなりの雰囲気が出て、心地よい汗がかけて、別料金がとれればいいのでは、お客様は気まぐれ、何時までも来ると思うな・・・・・・。モウ、正月ですね。
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2007年12月17日

第11回お風呂塾

『このブログは小生の独り言で、登場人物・場所等は全てフィクションです!』

温浴施設経営者列伝-1私のお付き合いの範囲ですので申し訳ありません経営者には人生の手本になる方、こんな方には・・・・ないと思う方、この温浴業界にも個性豊かな方が多く、特に創業者の共通点は人間的な魅力が溢れカリスマ性に富んだ方が多く見受けられました。
温浴草創期サウナ屋さんの本業はパチンコ店が多く外国籍の方々が多く、現在とは異なり当時、弊社もお取引先の70%は外国籍か、帰化されたオーナー様でした。当時バブル景気もありますが、支払いは勿論、発注金額もピカ一、懐かしい良い思い出です。
スーパー銭湯時代から一般企業の副業となり、豪快さは消え失せ現在に至っています。温浴経営者とのエピソードを詳しく書くと一人原稿用紙一枚では到底足りない位のエピソードの持ち主ばかりです。今回はお叱りがナイ程度のご紹介にさせていただきます。御了承下さい。  

長崎で地場大手ゼネコンと外国籍オーナー店が施工上の問題から金銭トラブルとなり、裁判へと発展いる施設がありました。業界では○社長は、仕事にケチつけて金払いが悪いからスルナ!が合言葉でした。タマタマ、恩ある客筋から『○社長が困っているので助けてやってくれ』と半、命令的に依頼され、しかも『業界の噂は知っているナ、工事をするかどうかは自分で判断せよ』。ナント無責任な自分の顔つくりの為の依頼でした。
断るツモリで長崎まで出向き○社長と面談、カタコトの日本語はカナリ理解し難く、文字を書き乍、噂の真意を探りました。その後、現場確認をすると、浴室から数箇所漏水、EVピットは水溜り(井戸みたいでした)、サウナ室壁彎曲等・・・。大手ゼネコンの仕事とは思えない惨状と同時に日本人とし恥ずかしく思えました。工事を引き受け、無事完了。問題の最後の残金集金時、心臓はドキドキ。アリガトゴチャイマス、ハイどうぞ、と小切手で支払い(ヨカッタ!)。あの世間の噂は何なんだ!男気も結構、楽ジャありません。
その後、○社長のタッテの依頼で、裁判係争中の証人(ゼネコンの圧力で誰も証人を引き受けナイとの事)を頼まれ、本音はイヤでしたが、なり行きで引き受け2回法廷で証言。ゼネコン側弁護士の横柄な言葉に我を忘れ、コテンパンに・・・付けましたが、裁判長に、発言の度に再三、こっ酷く叱られました『証人、質問のみ答えなさい!』。○社長、その爽快さに感激し、ヒスイのネクタイピンを外し私にくれましたが、この間の諸費用全て手弁当、サースガです。オマケにゼネコンとその後3回温泉工事でバッティング、予感的中。ヒスイのネクタイピンが高くつきました。その後バブル崩壊と同時に本業ともども・・・。小柄だが肝っ玉は大きく違法建築が大好きな社長でした。忘れていました裁判は和解でした残念。小生39歳の夏でした。

筑○地区スーパー銭湯初期時代既存店を改修して九州で初めて500円を突破、当時としてはた棒高跳びのバー以上の高さでした。非常に施工に詳しい施主でしたが、
プレオープン前日浴槽にお湯が溜まっていないとの理由で、午後11時、設計事務所センセイ共々呼びつけられ正座、施主と取り巻き連中8人に囲まれ責任を取れと迫られる。原因は井戸水が少なく水張りが思うように出来ないと説明するが、信じてくれず悪口雑言を浴びせられ、設計事務所と弊社で責任を取れと一括。井戸工事の請負い範囲が、その後のやり取りで施主とり巻きの連中の○社と判明、一同キョトン(助かったー)。
施主の勘違いだった様で、一気に形勢逆転、正に九死に一生得るとはこの事。
翌日式典で最後の祝辞を頼まれたが昨日の恐怖のショックから一度は断るが眼光の鋭さから思わずハイ。祝辞3分程度で終わると施主から感謝の握手を求められ施主の目に光るものが、工事業者冥利に尽きる一瞬でした。口と眼光は怖いが純粋で一本気な方でした。正月の奥様の手料理が最高でした。

福岡の日帰り温泉で売り上げダントツの施設が急遽閉館となった。この施設800円がやっとの時代にいき成り1800円?を打ち出し子供は入館できないときた。ア〜ア、○代目はダメだと我々関係者は落胆するが、意に反し高級感と大人の癒しが大受け、サービス業のツボを良くご存知でした。数年後謝罪の機会があり、笑い話で終わりました。
この経営感覚、苦労人の創業者では発想し得ただろうか、或る温浴施設創業者曰く、あの方法は正解ダヨ、(ソ〜かな〜だったらあなたの店もマネしたら)zzz。真似しない方が正解。創業者は稼ぐ手段にかけては非凡な方は多いが、その対価に満足させる手段・手法に欠けている(早い話、下心がお客様に読まれ、ミエミエな訳)これは遊び心を知り得た○世ならではの粋と見た、サービス業経営の玄人。この手法、どこの施設でも通じるワケではアリマセン。小生の本音を言えば、癒しとガキ(子供とは、シツケをされた小人の事)は合いませんネ。  現場で、色彩指示を勝手に変更した設計屋に超ド渇。とかくデザイン・色彩・照明は玄人肌、設計士はお手伝程度。色々エピソードの持ち主で超ワンマンと名高いが、要は○社長の拘りが廻りに理解できない、超越したものがある。この繊細でシタタカかな計算と遊び心は経営者の手本にしたい。諫言は味方なり、この様な方を諌めるには相当の勇気が必要、逆鱗に触れようものなら即打ち○カモ。しかし何処か人を引き付ける魅力はナンなんだ、DNAか、懐のか深さか。
追伸、中国・始皇帝の慕陵前での記念写真を傍人の方から拝見させていただき、
ビックリ仰天、○社長の廻りに炎の様なオーラ、心霊写真の様でした。秦の始皇帝は『細面の切れ長の目』と書物に書かれていましたが、思い出すと良く似ている所がカナリ!これ以上書くとフィクションと言えどもドヤサレますので。

温浴業界の今太閤と呼か、今風関が原の決戦と呼ぶに相応しい関西・関東に両雄優劣しがたい御仁がいる。どちらも相当の苦労人で今の財力を一代で築き上げた立身出世中の人物で共に先見性・行動力は並外れている。思い切りの良さも桁外れ。
関東の雄氏、本業は温浴と縁もゆかりもない事業で大成功し温浴業界に新風を吹き込みこれが大成功、温浴業界の古株連中に冷や水をぶっ掛けたツワモノである。コスト計算と温泉知識に精通。成功者特有の一気にドンドンの傾向からか、多店舗業績の格差に気になる情報はあるが正に関東のドン。関西の雄氏は関東の雄と多くの共通点を持ち合わせ、再生物件の眼力・ヒラメキは群を抜いている、その奇抜性、想像性は逆に上回るものがある。温浴業界を押して押し進む。共に温浴業界の風雲児であり、勢いは追従をゆるさない。温浴業界の覇者になるか百尺の室は突隙の煙をもって焚くか、両雄共に、まずは隗より始めよ!しかし両雄共、初代起業家特有の個性がソノママ、凡人では非凡者の心が読めませんネー。今後のご活躍を期待していまーす。

長崎で平成10年に竣工当時専務で現在社長に御就任、社歴130年の老舗の運営する銭湯がある。専務時代先々代社長がご逝去、遺訓に魏の国の詩人槽植の四歩の詩がありました『豆を煮るに豆がらを燃く、豆は釜中在りて泣く、本是れ同根より生ず、相煎る何ぞ太急なる。』この詩は兄弟の仲をうた詠ったもの思いますが、我々業者間、人間関係において、我々に忘れた何かを伝えていないでしょうか。現社長の施設に対する心遣いと言うか、愛着は相当なものです。目先の利に惑わされる事なく施設の清潔と安全にこれだけ気配りされるお店はそうそうあるものではありません。言い換えればお客様に対する直向きなサービス心、正に初心忘れず・・・優等生。
槽植の詩を書きながら、小生深く心に恥じ意、反省いたしています。合掌。
追伸、自己主張に関しての頑固さは相当なものであるが、トップ特有の猜疑心は微塵も感じさせない。優等生と称した所以である、日本人の心にある武士道に『士は己を・・
・・・死す』と言う晋国の士、予譲の漢詩があります、施主と業者の関係は常に乞うありたいものです。

温浴業界の師匠に当たるサウナ業界の超有名人の桑○氏の言葉を思いだします、低いガラガラ声で成功の秘訣の問いに、一に掃除二に掃除、掃除掃除だよガハハ・・後の施設は付けたしだヨ。天道、是か非か。
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2007年12月10日

第10回 お風呂塾 

第10回 お風呂塾 

『このブログは小生の独り言で、登場人物・場所等は全てフィクションです!』

温浴・温泉施設コンサルタント様
早いもので10回目を迎えました。これまで文章を書く事は工事関係書類が主で若い頃は始末書が専門でした。始末書―1、第8回でお叱りを受けました。不適切な表現が一部あり申し訳ありません。お詫び致します。

最近温泉・温浴専門設計・コンサルとか温泉・温浴専門・・・とセンセイが多くなりました、この世界も彗星の如く現れ1件でも携われば見出しは大先生。ですが傍から見る程この業界は甘チャンの世界ではありません。コンサルを辞書で引くとコンサルタントは相談・顧問(助言・指導する人)コンサルティングは職業として専門知識・経験がある物事に相談にのる事とあります。如何わしい・胡散臭いと言う意味ではありませんでした。小生の偏見と勉強不足でした。(しかし如何わしく、不勉強で金に忙しく、いい加減な方が多い様に思えます)。ヤハリ偏見か?

自称業界で有名とのコンサル会社、この会社得て不得手が無い様で、全ての業界で有名みたいですネ。温泉事業のゼミに参加した業者より資料拝見、非常に一般的というか常識。ゼミ費8万円で究極の運営指導で思わず爆笑、静かで仮眠等で寛いでいる場所で野球場見たいに売り子がコーラ・ビール如何ですか〜と売り歩くと売り上げアップとか(冗談と思いますが)!ウルせぇ!と怒鳴られ逆効果と思いませんか。落第!

スーパー銭湯360円の時代、九州でやっと500円を突破した頃、FC方式とかで異業社が温泉コンサルとして華々しくデビュー。会員10%引き、入館料だけで純利年間概算1800万減、オープン時会員登録、切手代金概算1400万円也、値引き商法の先駆けをつくり全国展開、さらに建築坪単価50万円と豪語、正に業界過当競への引率者。FC方式の弁当屋・コンビニなどはTVで毎日新商品の宣伝し加盟店売り上げのサポート。しかし温浴FCは安売りの指導以外、何のサポートもなし、これでFC式コンサルはないでしょう。安売り指導もノウハウなのでしょうか?情報では加盟店は大手が数社とか、加盟料は万一の責任逃れの保険代、大手社員の保身ですかネ(役人・大手社員にこの手が多い)。この類の施設サスガ坪単価50万円?と豪語するだけある、内装は安普請の極め。もしかして、お買い物のスーパーと勘違いされているのでは?

兼業コンサルティングの悩み施主にとって事業計画書・日帰り温泉施設設計までは施主にとって信頼ある相談相手、本業の見積書を提出した途端平業者に格下げ。微妙な立場に陥いり結構2足のワラジを履くのは大変、信頼だけが頼りの心細い立場なのです。大手内装業者で同じ立場の支店長が嘆いていました施主の信頼厚く相談相手(コンサル)を引き受けた途端、仕事は欲しい(これが目的)のに見栄を張らざらくなり仕事受注量が大幅に削減、殆どタダ働き同然、本社でドヤされる毎日と私に悔やんでいました。ヨ〜クワカリマス、これがコンサル登竜門、昔から武士は食はねど高楊枝我慢、我慢。(政治家の卑しい根性がうらやましい)、忍。

日帰り温泉施設コンサルのセンセイ様業界のソフト・ハード面に精通したプロである事(当り前)。2本立てが望ましい。ハードコンサルは施設を創る技術の知識、ソフトコンサルは運営成功への指導者であり、運営パートナーです。双方兼務のコンサルも稀にいますが、ハードかソフトかどちらかに片寄っているのが現状です。圧倒的に設計畑のコンサルが多く、特徴として創り逃げタイプ。ようは創ったがハヤラナイ。運営不振は全て経営者の責任で終わり(これじぁタマランネー)。運営畑のコンサルは喋るだけのアゴ八が多く実務経験が少なく実状とともなはない、早い話、本の読みかじり、講演等の聞きかじりのいわゆる俄かコンサル、応用力がなく起点がきかない、ひどいのは、コンサル業務は事業計画書と運営マニアルの提出(他社のコピー)のみとか、会議に出席すればオーナーの太鼓もち、それでヨイショコンサル・フィーが○百万円。勿論、運営責任はありません。
恐縮ですが多少、オーナー様にも問題はあります。コンサルタントを呼びつけ、この土地での成功率は尋ねる?答えは最初から決まっています、誰が反対しますか、反対したらオーナーの顔が突然不機嫌に(だったら聞くな!と言いたいが)言えばその時点コンサルフィーがパー。交通費どころか叱られのが落ち。優秀なコンサルさんは褒め称え、絶賛する。交通費どころかご馳走有り付け、オマケにご契約。心裏腹、良くあるケースです。小生の経験ですがここはダメだと思った場所で成功した場所が多く、良い場所は誰が見ても同じです。早い話、勘では余りあてにならないと言う事です。占い師失格!
最終責任は全て経営者ですが、お店を立ち上げて軌道に乗せるまでがコンサルタントの最低のアイデンティではないでしょうか。既に温浴戦国時代、勝敗の行方へは軍師次第と言っても過言ではありません。戦国覇者には必ず名軍師がいる様に、共に戦い討ち死にする位の心意気と頭脳の軍師が欲しいものです。創り逃げ・アゴ八コンサル様は、サヨ〜ならの時代がこないかな〜。

これぞ運営コンサルと言うメガネに叶う人物・会社を模索していました。アゴも立てば実務もでき開発・開業経験が豊富で異業種感覚を備えたエキスパート、尚且つオーナーと共に店舗に携わり立ち上げができる人、しかも成功確率99.9%温浴業界の申し子、こんな人物いるハズが無いと思いきや日頃の行いの賜物、いたんです。1年前十数年ぶりに弊社にM氏が訪れ昔話に花が咲き、その後温浴業界の改革を事或るごとに語り会う仲になりました。M氏との出会いは古く自信過剰+実力×プラス思考−超お人よし=仕事バカ、本人に内緒です
M氏は温浴業界で営業一筋、パンツ集めからの生粋の運営者側の人物です。約30年前福岡市中洲のサウナ○○で強豪サウナ○○○に負けパナシの若造支配人でした。確か1200万円の改修工事を3日での大突貫、彼の言い分は『1日3日』就労時間を8時間とすると24時間ですから3日ですと9日の工事期間になりますお願いします、46時間一睡もせず最後のカーペット張りを見て遂にダウン。その後ビルの中にわざわざカラオケ小屋を作りアーリーアメリカン風(最初はバカじゃないかと思った)当時コンテナカラオケ全盛時代、オマケに本格的レストランまで併設、売り上げ月3000万円を突破一気に業界ダントツ。サウナ&カプセルホテル(こんな棺桶で誰が寝るかと思いつつ)これも大当たり、更にエスカレートし15分エステ(足裏マッサージのハシリ)へと温浴業界に止まらず挑戦をつづけていましたが会社組織の掟(妬み)、トップの度量『天は一つなり』の諺通り。
今思えば彼も横山光輝『史記』の漫画を愛読していればと思いますが、栄光と裏切り、一気に奈落の底へ世間よくある話です。さらに第8回での福重再建の挫折と少々不運続きですがノー天気とは彼の総称か、落ち込む事なくバイタリティに燃え、夕方我が社を訪れては4時間余りコーヒーとタバコを吹かしながら夢物語を語る。
Mさん独身ですか?とは我社事務員の弁、時計の針は11時30分コレが週3日ここ数ヶ月続いています、スゴ〜ク迷惑と思いつつ話題に引き込まれツイ悪ノリ(仕事の邪魔)。【あんた運営コンサルを本業にしたら】M氏曰『○○以来その気になっています、しかしコンサルの評価は実績です、実力を示すには行動から今再生依頼の自営店を検討中ですが、先方の都合により延びています少し時間を下さい』昔と変わっていない、いい根性。
乞うご期待。ダメもとで、売り上げ成績イマイチ店のオーナー様M氏に声を掛けてみませんか。
追伸・・・M氏はコンサルという名を嫌い自称『運営請負人』・『再生請負人』だそうです、彼の財産は超越した『自信過剰と仕事への執着』これはハンパじゃないですヨ、理解するまでに少し時間を必要と致します。
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2007年12月03日

第9回お風呂塾

第9回 お風呂塾   『このブログは小生の独り言で、登場人物・場所等は全てフィクションです!』

似非か誠か、温浴・温泉設備設計
今回も鋭く(本人が思うダケ)温浴業界の設備設計の似非疑惑にメスを入れましょう(完全に一人よがりの世界)。温浴施設設計は設備設計が主軸で、建築設計よりもノウハウを必要といたします。特殊建築物のため昔は釜屋(関東地方)とか、ろ過機屋が取り仕切っていました。近年大手設備会社が参入していますが、温浴業界は隙間産業、大手設備会社では温浴の熟練者が育たないのが現状です。まして温浴設備には多種多様の技術とアイデア、臨機応変差が要求され、キャリヤを必要とします。そこで一般設備業者の弱みを狙って似非専門屋がつけ込む訳ですが、施主の気負い(欲・好奇心)が似非専門屋を助長させている事は否定できません。被害の多くは施主がらみが殆ど、直接設備屋が被害に合う事はマレ中のマレ。

中部地方の某設備会社温泉熱・地熱を利用、昔ノバ○クと云う会社がありましたネ。この類、机上の計算はスゴイし大義名分も素晴らしい、図面内容は単なる熱交換式これをノウハウ言うラシイ。浴槽温度42℃を回収槽へ回収、しかも時間をかけてゆっくりとか(これがノウハウみたい)、それを高性能熱交換器で熱交換するらしいが汚れ等による機能低下は計算に入っているのだろうか。20年前韓国製品で排水熱利用の熱交換が紹介された事があるが理論上は可能でしたが実践では不発1年もかからず姿をけしました(機能低下・メンテ不備)、使用後の温泉水の再利用は回収技術よりも成分除去が難しい、果たして売り込み時の計算通りのメリットが出るか(オープン当初は問題なく瑕疵期限が切れる頃が勝負)?楽しみです来年結果を報告致します・・・ボッ○クリ商品の臭いぷんぷん。

水質を浄化の設備機器会社配管汚れを除去し水質を改善。特殊繊維による電磁作用とか?意味不明で期待通りの商品で全く効果ナシ。
メーカー営業が施設の事を伺いたいとの事、真顔で『浴槽・受水槽の材質は何ですか』マジメに質問される【コンクリートですよ、浴槽はそれに石タイル張り、それが何か】『分かりました旨くいかない原因はコンクリートの成分が流入しています』意図も簡単な解明でした【防水層は漏水シテイマセンヨ】すると担当者は頭をひねり突然『お風呂SUSに変えれませんか』発想の変化に関係者ついていけずア然【あなたネSUSでできた露天風呂ってあるの、キッチンの流し台じゃナイノヨ風呂は、防水の意味分かりますか?ましてセメントを使わないで石・タイルどうして貼るノ】奇想天外と言うか我がママな言葉にヒートアップ。
オーナー報告書に『大石さんは理解度ナシ、非常に排他的』と報告される、幸い支配人立会いだったので冤罪は免れた。更に全施設に設置した場合3000万円と追い討ち(恥知らず)。ただ見積書見てボー然皆笑うのみ。

某大手ボイラーメーカー・省エネ対策として台数制御を提案、通常2〜3台で賄うが5台分割。理論上は正しい?と言うかシナイよりマシ程度『弊社の技術を信頼下さい』オーナー曰く導入しなさい!半年後メッリットなしあるのはトラブルのみ『ウム・・・』更に3年後、3台程内部水管亀裂発生、メーカー曰く『A重油2の質が悪い、1に取り替えてください』とオーナー、油納入業者交え原因説明(言訳に近い)クドクドと1時間、【貴社カタログには1,2の使用表示がありませんネ、車にはガソリンの使用表示が明記されてますヨ、ハイオクとかレギュラーとか】一瞬シーン。今までの修理費全額返還、非常に素直で立派な対応でした。追伸、地場ボイラーメーカー熱交換器破損、カラログ記載表示は使用可水質の表示がこの世で測定不可の基準水質でした、この表示の水を捜して持って来る様指示。有りませんzzz。ナヌッ!

水処理設備機器スーパー銭湯で土日祭浴槽水が濁汚施主から大目玉、ろ過機屋の社長を呼び原因追求『1800人も入ったら汚れますヨ』と居直る【何人ならいいの】『500人位』ペラペラ支離滅裂な言訳、博士号は噂通りなのか、弊社が機器入れ替えその結果で話し合う事にした。実は機器承認の時点で形式に疑問を抱きながら価格に溺れ躊躇した経緯がある。しかし○社の実績と価格の安さに心が動く、安物買いの銭失いかと反省、良心の呵責かろ過機屋社長『うちの製品ですから再度ご指示の通りの形式で製作し交換致します』最初から素直に言えば良いのに結果は云うまでもない。この類のろ過機、東京の日帰り温泉でも問題児でした。懲りずにZ社と排水再処理を共同開発、佐世保の或るメーカーの失敗凡例を元に完成。小生3基即座に販売好評でした。そこで双方笑満、権利契約書交す。1年後、関東温泉施設より購入依頼、早速○社に発注、何か迷惑気な応対、第六感にピンときた。契約事情を知った上の二股発注、施主もセコイが話し乗った○社も情けない、その後弊社の客先へ無断販売するコト数台の余罪発覚。当然違約金は頂きましたが物事金じゃ無いですよネ。長崎にもいたな〜講演好きな博士が。

A重油に水(乳化剤もある)を混合する省エネ?原油高で温泉施設は大変である、特に薄利多売のスーパー銭湯では打撃が大きい。大手商社の依頼で県外の開発会社へ同行した、準備万端お茶も出ず即実演、確かに油と水の混合油は燃えました、エネルギー革命の夜明けダ!
事務所に通され関係者皆ニコニコ、テスト関係の書類に目を通す。【この実験書類は何処が作成したのですか】『三○関係の検査室です』確認許可の承諾をとり、返りの車中は商社担当者の出世話しで盛り上がる。
後日三○検査室へ電話、検査内容を確認『検査の通り間違いありません、但し水は燃えていません』エッ!
即開発会社へ連絡、燃焼室の室内温度を水との混合比に合わせ計測する様指示、データーを貰う。検査室報告の通り水の割合が増えると燃焼室の温度は下がる結果でました、今も開発中と聞く(頑張れ未来のエジソン)。水はH2O水素も酸素も燃えるのになー・・・・・?
数ヶ月後、数年前まで似非開発コンサルタント業者で業界関係者を食い物、騙し放題(小額だが被害にあった)の御仁仮称鷺氏。この鷺氏2年前悪運尽きて似非石屋でゴロよく葬られ、夜逃げとかで消息をたっていた業界に悪名高き、前裁きパクリ専門の芸能人似の鷺氏。今年の9月に偶然会合場所で出会う、図太く生き延びていた。詫びれる事なく笑顔でかーるく御無沙汰してます、肩書き見てビックリ、エネルギーコンサルタント。さーすが、温浴業界のサギ師と言われるだけ目の付け所が鋭い。この業界もこれからどの位の被害者がでる事か。お心当たりの方はご連絡下さい、キビ団子もって似非退治にお供いたしま〜す。
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2007年11月27日

第8回 お風呂塾

第8回 お風呂塾   『このブログは小生の独り言で、登場人物・場所等は全てフィクションです!』
温泉施設転売再生奮闘
スーパー銭湯○○の湯は平成10年に竣工、5億数千万をかけ3年弱で投下資本回収、正にお風呂塾の優等生でした。超ワンマン社長で数字と酒と○に強く動物的感覚の持ち主、起業家の鏡みたいな人物でしたが今年廃業となりました。主な原因は本体運営が引き金と聞いていますが2km圏内に強力競合スーパー銭湯の出店も一因と思います。今でも思い出しますが競合店の工事を社長と偵察に行き、一言『大石さん負けたネ』其れから6〜7年非常に残念です。現在のお風呂塾の指針の一つ『先勝ち』のコンセプトはこの屈辱から生まれました。従来温泉施設は『後勝ち』が一般的でしたが日帰り温泉中津金色温泉、那珂川清滝は先勝がテーマの作品です必見の価値有り。この様な理由で○○様より転売のご相談がありました。

転売先A社‥金はないけどヤル気満々、スーパー銭湯施設に手を加えずケア施設増築を計画総額4億円、以前サウナ・健康センター時代の客先の元役員である。夢ふくらみ可也現実可能な線まで漕ぎつけた最終資金調達の協力者も現れ、ルンルン気分の設計打ち合わせ中、小生携帯に着信音『異業種で決まりました』時間切れ!ガクッ頭の中は真っ白、ナンデー・・・口惜しさと方向転換の素早さ、疾き事風の如し人生プラス志向イイネ。天は2物を与えず、今更ながら言葉の重みを噛締しめています。

筑後で築2年日帰り温泉‥老経営者と面接、家族風呂増設し再起を賭けたい。施設の創りは豪華和風建築浴場・露天は平均点以下(本末転倒の感あり)、この施設はご夫婦の思いが詰まっていますね『亡くなった主人と二人で創りました』グッとくる。【設計者は経験が少ない様ですね】『分かりますか、お風呂は初めてみたいです』最初浴場に防水していなかったとの事【残念ながら家族風呂を増設しても立て直しの手段にはなりませんヨ、手放す時に負債が嵩むだけです(私は本来、とてもナイーブなのです)】。融資銀行のミエミエのハッタリが茶番でした。
福岡で、いわく因縁の物件がファンド系に売却されました。既設再利用不可でしたnon・non。
佐賀で平成の初期大型健康センターが3件程出来、その内の一物件を今年関東の運営会社が数億で購入し3〜4月頃運営開始、僅か数ヶ月間…8月で閉館いたしました。改修費に更に数億(施設が大きく焼け石水程度)を賭けての再スタートでしたが見事に目算外れ。この勝負最初から無謀の極まり、施設の大きさに目が眩んだのか、唆されたのか…なぜ買ったのか未だに理解できない。どうしてこの施設がダメなのか、社保庁(グリーンピア)の様な物件に僅かな改修費では『蟷螂の斧』、失敗は『明々白々』。仲介した奴は業界の元有名人、最悪市場は周知である有名人が創立時のコンサルだから。コノ物件はかなりのド田舎、平日は『三々五々』、年中夏休みと休日の国なら少しの望みもあるが。施設が大きいとお客も多いとの単純な目論見なのか、これでは小学校低学年の算数である、多いのはランニングコストだけ、オマケに金食い虫の自家発電設備がコストアップに追い討ち万事休す。しかし運営会社がこの様な算数が出来なくてホンマに運営会社なのか?日ハム監督ではないがシンジラレナ〜イ。関東・関西の金持さん紹介者と土地勘に気を付けてください。

長崎で12億の温泉施設物件が3.5億、安いと飛びつく。途端に5.5億に上がるこれを何年も繰り返している物件がある。多少売主の気持ちは分かる気がするが何年も繰り返すのはどうか、長引くと何れ競○か『気息奄々』お風呂塾冒頭に述べた様にお風呂運営を間違うと借金太郎と言う名のドラ息子、早く見極め勘当する事が最善策(いらんこったい・勝手タイ)博多弁で余計な事と言うナの意味ですハイ。

佐賀で同じく評価額12億温泉施設、売り上げ年間7〜8億のふれ込み典型的な『羊頭狗肉』我々の予想では売り上げは良くて半分、素人は騙せても我々眼はそんなに甘くない。この様な手口を『虚虚実実』と言うそうです、私も2年近く『工事受注の甘言』に釣られ腹いっぱい振り回されました。マダマダ修行不足甘い!再生物件は安く手に入れた分だけ再生費用が嵩み、悪あがきした物件ほど再建が難しい。この類に順風満帆の店などは皆無、刀折れ、矢尽き断腸の思いで手放し正に四面楚歌、更に買い手は輪をかけ買い叩たく大人世界のイジメ。因果応報にしても少しは惻隠の心が欲しい『桃李言わざれども下自ら蹊をなす』中国先人の教え買収家の手本にしたい(コレに加担する我が心が情けない)貧すれば鈍す。
posted by お風呂塾 at 18:52| Comment(0) | TrackBack(0) | お風呂塾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする